2016年5月発表 2020年1月終了モデル
この情報は2020年1月現在のものです。
2016年5月発表 2020年1月終了モデル
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走行性能
このシステムの特徴は、2つのモーター(走行用/発電用)を最大限に活かすこと。エンジンはもっぱら発電用モーターを回す働きをし、低速から高速まで高出力・高トルクの走行用モーターで走行します。
コイル巻線を従来の丸型銅線から角型銅線にすることで高密度化を実現。最高出力では+11kW、最大トルクでは+8N・mの向上を果たしながら、23%※1の小型化と軽量化を達成しています。次世代のHonda製モーターとして、設計から生産設備まで、すべてを独自で開発しました。
モーターは回転を始めた瞬間から最大トルクを生む特性を備えます。アコードに搭載した走行用モーターは、実にV6 3.0Lエンジン※2の最大トルクに匹敵するトルクを発生。エンジンでは望めない反応速度・力強さ・滑らかさが、未体験の加速感をもたらします。
Photo:HYBRID EX ボディーカラーはプレミアムスパークルブラック・パール メーカーオプション装着車
SPORTモードスイッチを押せば、アクセル操作に対するより高い応答性と伸びのよい加速を実現。ワインディング路や高速道路の合流時などで真価を発揮します。
ステアリングを握ったまま扱えるセレクターで、アクセルオフ時の減速度を4段階に変更可能。旋回や右左折の手前、降坂路、前走車との車間をあけたい時などに効果を実感できます。
剛性を鍛え上げた骨格をはじめ、ダンパー、ステアリング、ブレーキの改良により、走る・曲がる・止まるという3軸すべてのフィールを洗練させ、操る楽しさを高めました。
Photo:HYBRID EX ボディーカラーはプレミアムスパークルブラック・パール メーカーオプション装着車
大きな動きの時には強い減衰力により車両姿勢の安定化を図り、小さな動きの時には弱い減衰力で振動を吸収。内部構造を見直して応答性を向上させました。
フロントサスペンションを取り付けるフロントサブフレームはオールアルミ製。Hondaが骨格部品への適用を世界で初めて成功させたFSW接合※5で製造しています。金属を錬り混ぜて接合するこの方法は、通常の溶接と比べ、より高精度な接合が可能となり、サスペンションの作動性、アライメントの正確性向上に寄与しています。
制御ロジックを見直し、ハンドルのすわり感と落着きを改善、ステアフィールを向上させました。直進やゆっくりした操舵の安心感、ワインディング路など速い操舵の正確性、心地よさを実現しています。
ペダルの反力をつくるペダル フィール シミュレーターと、油圧を制御するタンデム モーター シリンダーに分かれ、これらを電気的に接続した「電動サーボブレーキシステム」。新たな改良により、コントロール性が向上。さらに、制動時の最大回生トルクもアップしました。運転の楽しさと、燃費向上を図っています。
※1 Honda測定値。
※2 Hondaのこれまでの、V6 3.0L車の最大トルクとの比較。Honda調べ。
※3 エンジンとバッテリーによりシステムとして発揮できる出力。(Honda測定値)
※4 減速セレクターで選択した減速度は、一定条件のもとで自動で解除。SPORTモード走行中は固定となります。
※5 FSW=摩擦かく拌接合(Friction Stir Welding)
■メーター類は撮影のため点灯。
■画面はハメコミ合成。
■各装備・仕様の詳しい設定につきましては、「主要装備表」「主要諸元表」をご覧ください。