WTCCはその名のとおり、世界各国を転戦します。下のカレンダーを見てください。1ヵ国1開催が基本です。
自動車レース発祥の地である西欧では、イタリア、スペイン、オーストリア、ポルトガルを回り、旧東欧圏のスロバキアとハンガリーでも開催。その間、アフリカ大陸北部のモロッコにも遠征します。シーズン後半はヨーロッパを離れ、南米ブラジル、北米のアメリカ合衆国、そして日本、中国、マカオと転戦する、計12大会によって競われます。
日本でのWTCC初開催は2008年、岡山サーキット。そして11年から鈴鹿サーキットが舞台となっています。
今年最も注目すべき点は、アメリカ合衆国での開催でしょう。アメリカは楕円形オーバルコースで競われるNASCARストックカー・レースが昔から盛んで、ヨーロッパ・タイプのロードコースを舞台としたツーリングカー・レースはなかなか浸透しないままでした。今年のWTCC初開催によって、新しい展開が見られるかどうかに注目です。
