 |
|
 |
 |
 |
モトクロス
世界選手権 (250cc)
CZECH REP
[2002.09.01] |
|
第11戦 チェコ |
2002年 9月1日開催 |
|
天候:曇り 気温:15℃ コースコンディション:ドライ、ハード
観客:18,000人
|
熱田が14位で3戦連続のポイント獲得!
コッピンズは2位でランキングも2位へ!
 |

熱田孝高、14位と3戦連続のポイント獲得。そして、J.コッピンズは2位のゴールで、今季7回目の表彰台に復帰となり、ランキングも2番手にアップ。P.べイレルは転倒により、最後尾から15位でチェッカー。500クラスのA.バルトリーニは、6位でランキング5番手を死守した。 |
|
第11戦チェコGPは、首都プラハから西方140kmにあるロケットという町。東欧を襲った豪雨の影響は既に治まり、更に予選の土曜日は28度という好天に恵まれて、無事に開催された。サーキットはアップダウンのあるナチュラルコースで、土質はハードコンディション。熱田は、前大会のドイツGPでの予選19番手から、今大会のチェコGPでは9番手とジャンプアップしてトップ10入りの予選通過を果たした。
30分間で行われるラップタイム計測の予選。2番手と早めにコースインした熱田は、序盤の8分過ぎにトップから0.204秒落ちの1分52.420秒で3番手につけた。中盤に入り、熱田はコンマ5秒を縮めて1分51.906秒をマークしたが、トップライダーたちが次々にタイムをアップしていく中、ポジションは8番手と上々。この時点でトップタイムをマークするM.ピション(Suzuki)と、熱田のギャップは1.883秒。終盤に入り、再びタイムアタックを仕掛けた熱田は、更にコンマ5秒詰めて1分51.403秒をマーク。8番手のF.ボレー(Yamaha)から、僅かに0.010秒落ちの9番手となるも、今季最高のトップ10入り。ポールポジションはピションの1分48.971秒。
また、ランキング3位につけるJ.コッピンズが4番手の1分50.661秒。そしてランキング2位のP.ベイレルは、11番手の1分51.457秒。500クラスのA.バルトリーニは、得意なハードコースで1分50.530秒と、4番手のトップ5入り。
決勝
決勝の朝は、あいにく雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな天候となったが、幸いに終日を持ち越した。ホールショットは、コッピンズ、そしてJ.ダブ(KTM)、S.ソード(Hqv)、M.ピションと続き、熱田も9-10番手と好スタートを切った。しかし、ベイレルは第2コーナー先の登りで他車と接触して転倒となり、ラスト集団よりも更に遅れて最後尾からの再スタートを強いられた。
熱田は、序盤に9番手に浮上して、上位集団の中に混じってハイペースで周回を重ねたが、後続のライダーたちがジリジリと迫り、中盤過ぎには14位まで後退を強いられる。しかし、その後に再びポジションをひとつアップして13番手となるが、終盤には後方から迫るA.キオッディ(Yamaha)が熱田をパス。再び14番手となった熱田だったが、残る5ラップをキープする走りを見せてゴール。第9戦ベルギーGPより、18/17/14位と3戦連続でポイントを獲得して、目下、ランキング27番手。
そして、オープニングラップからリードを死守するコッピンズ。しかし、2ラップ目には2番手に浮上したピションが猛攻を見せ、ついに3ラップ目に先行を許してしまう。しかし、コッピンズは再びトップの奪回とプッシュを見せるが、2人のギャップは3秒から5秒と広がり、更に終盤には10秒と広がった。コッピンズは追従を諦めて2番手をキープしてゴール。また、ラストからの追い上げを見せるべイレルは、レース終了時間の30分間に17位までアップ、更にラスト2ラップに2人をパスして15位でチェッカーを受けた。
また500クラスのバルトリーニは、序盤の7番手から終盤にはY.デマリア(KTM)をパスして6番手にアップしてゴール。そして500クラスのポイントリーダー、S.エバーツが2位でゴールを果たし、最終戦を前にチャンピオンを決定した。
J.コッピンズ(2位)
序盤の数ラップは、とてもよく走れた。でも、ピションにパスされてしまったので、とてもガッカリしているよ。その後には、いいラインをみつけて再びパスを狙ったが、簡単に転倒を引き起こすコンディションだったので、ミスをしないように、そしてスピードをキープしようと切り替えた。前大会のドイツGPで、チームとのトラブルが生じてしまったので精神的にもよくなかった。あれから2週間、レースで1回だけバイクに乗ったきり。頭の中もまとまっていなかったし、食欲もなくて、とにかく休んでいた。体重も5キロ減ってしまって、ベストなコンディションには至っていなかったが、すこしづつ戻りつつあるので、最終戦には再びベストでトライしたい。
熱田 孝高(14位)
今日は、それほどよくなかった。スタートは、多分に9番手辺りで、これはイケルと信じて全開で走ったのですが、何故か、ポジションがズルズルと下がってしまった。駄目でした。でも、レースの内容的には前よりも走れたし、いいかなと思っている。今日の目標も15位以内としていましたから。サーキット自体は、ハードだったし、ギャップも少ないのでアクセルを開けて行ったのですが、微妙に少しづつ離されていきました。もう少し、スピードが欲しいです。
P.ベイレル(15位)
今日は、色々とありすぎたけどOKだよ。何故か、このコースではタイムが出なくて、今朝のウォームアップでも転倒して肩を強くヒットしてしまった。そしてスタートでは、ミスをしてラストとなったけど、運良くイン側から回って、20人くらいを一気にパスして10番手までアップしたんだよ。でも、今度は次のコーナー先の登りで、マクファーレンのリアタイヤに接触して転倒。僕の後続も巻き込まれたし、乗り越えていったライダーも多かった。再スタートしてから、1ラップ目はマシンと体の様子をみてから、大丈夫と判断して、それからはパスの繰り返し。でもタイムは出ていなかったから、15位までがマキシマムだったよ。幸いに怪我もなかったので、よかった。
A.バルトリーニ(500/6位)
とてもいいスタートが切れたのだが、第1コーナーでデマリアと接触しそうになったので、ブレーキングを強いられてしまった。それで、ポジションを10-11番手まで下げてしまって、そこから追い上げて6位。パスするのが、とても難しいサーキットなので、中盤に再びデマリアをパスするのに4-5ラップも費やしてしまった。更に、前のベビライネン、ベルブーツ、ガルシアビコらも接近していたから、早くパスをしたかったんだ。でも、5秒も先に逃げられてしまっていたから、ゴールとなってしまって、とても残念だった。
レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
WMX オフィシャルサイト |
 |
 |
|