WMXニュース Honda Racing WMX checker
Honda ホームページへ
モータースポーツ
WMX
Honda Racing News Formation
WMXニュース
参戦計画
オフィシャルサイト
メカのアルさんと一緒に昼食中の熱田
最終戦は5位となり、ランキング3位を獲得したベイレル
8回の表彰台を獲得してランキング2位となったコッピンズ
終盤の4戦、常にポイントをとり続けた熱田
モトクロス
世界選手権 (250cc)
RUSSIA
[2002.09.15]
WMXレースレポート 
第12戦/最終戦 ロシア
2002年 9月15日開催  
天候:曇り 気温:19℃ コースコンディション:サンディ、ドライ
観客:14,000人

熱田が14位で終盤戦を4戦続けてポイント獲得!
コッピンズは2位!ベイレル5位!

熱田孝高、再び14位と終盤戦を4戦続けてポイント獲得。そして、J.コッピンズは予選でポールポジションを獲得、そして序盤にリードをするも、惜しくも2位でランキング2位を死守した。また、P.ベイレルも5位でランキング3位。500クラスのA.バルトリーニは11位のゴールとなったが、ランキング5位でシーズンを終了した。

最終戦となった第12戦は、ロシアの首都モスクワの郊外で開催された。ロシアでのグランプリは、以前はソビエト連邦と呼ばれたレニングラードで17年前に行われているが、今大会のモスクワから北に約60キロほどにあるスロチャニィでは、今年オープンした全く新しいサーキット。

熱田が所属するCAS Hondaを含め、イギリスから7チームのマシンが一緒にロシアに送られたが、他チームのマシンは書類不足となり国境でストップ。熱田のマシンは現地に到着する事が出来ず、急遽、既に現地の到着している他のチームから、練習用のマシンをレンタルして最終戦に望むこととなった。その為に、予選は何とか2分13.005秒の22番手で通過したものの、その後もマシンのセッティングと厳しい最終戦を迎えた。また、コッピンズがチャンピオンのM.ピション(Suzuki)を0.286秒を上回る2分04.685秒でポールポジションを獲得、そしてベイレルも2分07.654秒の5番手。また500クラスのバルトリーニは、2分08.560秒の7番手。

決勝
ホールショットを奪ったコッピンズは、オープニングラップで2番手に浮上したピションに、早くも3秒のリードと好調なスタートを切った。またベイレルも10番手前後。そして熱田も10番手前後とトップ集団に混じり、目標とするトップ10入りを目差して全開。しかし、コースの半分前後で熱田と他車が接触。熱田は再スタートをきったが、ポジションはほとんど最後尾となる。しかし、1ラップ目に20番手、5ラップ目には16番手と激しいプッシュを継続しながら、終盤には14番手まで浮上してゴール。熱田は、復帰した終盤の4戦に連続ポイントを重ね、トータル21ポイントを獲得してランキング23位で、グランプリ初参戦を終了した。

そして、リードを死守するコッピンズだったが、3ラップ目にピションにトップを奪われしまうも、テール・トウ・ノーズのデッドヒートが展開した。コッピンズは、ピションの横に並んだり、走行ラインを変えたりと、コーナーごとに走行ラインが交差する激しいプッシュの連発を見せたが、ブレーキトラブル。その為に、中盤以降はポジションキープに切り替えて2位のゴールと、惜しくもトップを逃す。また、ベイレルは1ラップ目の8番手から、序盤には、更に3番手のK.グンダーセン(Kawasaki)、J.ダブ(KTM)に続き、5番手に浮上すると、終盤までダンゴ状態で3位争いが展開した。しかし、ゴールまでギャップは縮まらず、そのままの5番手でゴール。そして500クラスのバルトリーニは、1ラップ目の16番手から、11位まで追い上げてゴール。

J.コッピンズ(2位)
今日はベターなレースだったけど、転倒もしてしまったからね。リードをしていたが、ブレーキにトラブルが出てしまって、それでピションにパスされてしまった。もちろん、それがなかったら、スピードもあってリードを続けられたから、とても残念。今シーズン、ライディングは良かったけど、トラブルが続いてしまったから、自分にとってとてもハードなレースだった。来年は、熱田と同じCAS Hondaで250クラスで走ることが決定している。しかし、今のチームコーディネイターのC.マディとの関係も継続していくし、同じメカニックと共に移籍をする。

P.ベイレル(5位)
終った。全てが終了!今日のレースは5位でのゴールとなってしまったけど、レース内容としては思っていたよりも良かったんだ。と言うのは、昨日もタイムが伸びていなかったからね。何故か分からないけど、ドイツGPのあとに、ぽっかりと大きな穴があいてしまって、チェコGPでもよく走れなかったんだよ。でも、今日の自分はパーフェクトなコンディションとは言えなかったけど、いいレースが出来た。転倒もなかったしね。今シーズン、全戦でポイントを取ってきたが、自分のモトクロスライフでは初めてのことだった。そして、いいレースも見せれて、コンスタントに全てをキープ出来た。チーム、メカニック、皆に感謝している。

熱田 孝高(14位)
今日は良かったですよ。スタートで、半馬身くらいリード。誰もいないから、これはやったと思ったんです。これは、ホールショットだと思っていたら、ストレートの途中でマシンの息が切れてしまった。それでもけっこう良くて、8-10番手くらいにつけていたんですからね。そしたら、1ラップ目の半分くらいで、Tボーンアタックになってしまって転倒してしまい、最後の方に下がってしまったんです。そこからは、もうパスするしかなかったんですが、なかなか思うようにもいかなくて……。皆も、けっこう転倒したりで下がってきて、そしたらチームメイトのP.クーパーも見えてきたので、こりゃいけると思って最後まで走りぬきました。良かったですよ。最終戦になってしまったけど、攻めましたもの。来年は、開幕戦から全開でいきたいです。


A.バルトリーニ(500/11位)
昨日の土曜日から、モチベーションが下がっていた。つまり、グッドなレースをしても、そうじゃなくても、ランキング5位は変わらないんだよ。そして、コースもちょっと危険だったから、とにかくシーズンを無事に終了することだけを考えていた。今年の序盤はいい感じで、いつもフルスピードでトライしていったが、指を骨折してしまった。それからは、ハイスピードをキープしていくことが出来なくなってしまったから、きつかった。それで、コンディションをキープしていくことをメインに切り替えた。指は、曲がらないままで固まってしまったので、先週、ドクターにチェックしてもらっていて、手術が必要なのか、否かをね。来シーズンは、125クラスにスイッチする予定だが、はっきりとしたコメントは来週の予定。


レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
WMX オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
Honda Racing このページの先頭 News Formation