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今シーズン最高位の2位を獲得したベイレル
2戦連続でポイントを獲得した熱田の走り
復帰から調子も上向き、熱田孝高
地元ドイツで表彰台に上るベイレル
モトクロス
世界選手権 (250cc)
GERMANY
[2002.08.18]
WMXレースレポート 
第10戦 ドイツ
2002年 8月18日開催  
天候:晴れ 気温:23℃ コースコンディション:ドライ、ハード
観客:15,900人

ベイレルが地元ドイツで2位!
熱田孝高は2戦連続のポイント獲得!

熱田孝高、17位と2戦連続のポイント獲得。P.ベイレルは、地元ドイツで今季最高位の2位でゴールを果たし、ランキングを2番手に浮上。また、ドーピングが発覚したJ.コッピンズだったが、3ヵ月間の執行猶予となり出場を継続して4位、ランキングは3番手と入れ替わる。500クラスのA.バルトリーニは、転倒でリタイアに終わったが、ランキング5番手を死守。

第10戦ドイツGPは、南部にあるスツッツガルトから北東へ約80キロにあるガイルドルフで開催された。このサーキットはヨーロッパ的なナチュラルコース。路面が粘土質の為に、晴れればカチンカチンのハード。しかし、一旦、雨が降るとズルズルというコンディションに変わる。幸いに予選が行われた土曜日は晴れたが、開催前から行われていた路面の掘り起こしと散水の為に、ややスリッピィで轍が多いコンディション。

ランキング2位につけていたコッピンズは、ドーピングの結果が発表されて、第6戦オーストリアGPでのポイントが無効となり、ベイレルが161、コッピンズが160と入れ替わった。更に、3ヵ月間の執行猶予付きで残り3戦への出場が認められたが、所属チームへのイメージ問題もあり、プライベートでの参戦と変更する。

それでもコッピンズは、1分50.844秒と今季5度目の3番手のタイムをマーク。また、ランキング2番手に浮上したベイレルも、1分50.912秒で4番手と、ふたり揃ってトップ5入り。熱田孝高は、ランニングも始めたという程に調子は上々で、練習走行のラップタイムの2分から、予選では7秒も縮める1分53.802秒で19番手につけた。また、500クラスのバルトリーニは、1分51.059秒で6番手。

決勝
第1コーナーは左へ180度ターンの為に、トップライダーたちはイン側からマシンをスタートゲートにつける。熱田孝高は予選19番手、センターから、やや外側につけるも、第1コーナーでは10番手前後とグッドスタートを切った。しかし、序盤にはペースがつかめずに17番手まで後退、しかし中盤からはポジションをキープするコンスタンスな走りを見せた。30分過ぎにひとつ後退したが、ラストラップには再びアップ。前大会ベルギーGPでの18位から、ひとつアップの17位と2戦連続でポイントを獲得。

また、1ラップ目に4番手につけたベイレルは、4ラップ目には3番手にアップ。トップはリーダーのM.ピション(Suzuki)、そしてJ.オーベール(Yamaha)と、トップ3のポジションは、終盤まで変わらず経過。しかし、ベイレルはラスト2ラップにオーベールに急接近、更にラストラップにオーベールが転倒をして、今季最高位の2位を獲得した。そしてコッピンズは、1ラップ目の6番手から、中盤には5番手にアップ。更に最終ラップにもポジションを上げて4位のゴールを果たした。また、トップでゴールしたピションは、残り2戦を待たずに、2年連続のチャンピオンを獲得。

500クラスのバルトリーニは、序盤に7番手につけていたが、10分過ぎの5ラップ目に転倒してリタイアを強いられてノーポイントに終わったが、ランキング5番手を死守。そして、今季2回目のダブルエントリーをしたベイレルは、序盤過ぎに7番手につけて終盤までポジションをキープした。しかし、残り5分に脱水症状。スピードダウンを強いられて20位でのゴールとなった。パドックに戻ったベイレルは、点滴を受けて安静状態となる。

P.ベイレル(2位)
2週間前に風邪をひいていて、体調は思わしくなかったが、地元ドイツということで、ダブルエントリー。250では、レース中にコース脇の杭にマシンをヒットして、ラジエターとシェラウドが曲がるダメージを負っていたので、ゴールまでハラハラだった。結果は、前のライダーが転倒して2位となったが、レース内容については、今季最高の走りを見せた。続く500のレースを走るエネルギーは残っていなかったので、もう辞めようかとも思ったが、ファンの為に、再びコースインをしたんだ。残念ながら、終盤に脱水症状と貧血を起してしまった。今シーズンのダブルエントリーは、これでお終い。残る2戦は、メインの250のみ。

J.コッピンズ(4位)
ここ2週間ほど、色々なことがあって、頭の中も疲れてしまった。こんな精神状態でトライできるかなぁと思ったほどにね。でも、最後まで諦めないよ。今日は、ちょっとスタートが悪くて、前を走るライダーをパスするのに、時間を費やしてしまったんだ。やっと6番手から5番手にアップした時には、上位とのギャップが開いてしまっていたからね。4位は、悪くはないリザルトだけど、今まで7戦連続で表彰台を獲得してきたから、この結果に満足は出来ないよね。

熱田 孝高(17位)
予選では5秒落ちで25番手だったから、焦りましたよ。でも、早いライダーについて行ったりと色々とトライして、ポジションを上げることが出来ました。轍が多かったので、がむしゃらに走ってもタイムが伸びず、それでスムースにトレースしていったら、タイムも縮まりました。決勝では、上手くイン側に入れたので、割といいポジションからスタートが出来たんですが、もっと入りたかったですね。後半のペースは良かったんですけど、序盤が硬くなってしまったので、今大会も不完全燃焼です。


A.バルトリーニ(500/リタイア)
序盤にペースもよくて、コンディションも良かったんだが、登りコースの所でリアタイヤが滑ってしまって、マシンごとに空中回転の大転倒となってしまったんだ。その時に、頭をかなり強くヒットしてしまって、焦点も定まらない状態だったから、再びコースインをしたけど、真っ直ぐにピットに入ってレースをストップした。得意なコースだったから、とても悔しいリタイアだった。


レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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