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モトクロス
世界選手権 (250cc)
BELGIUM
[2002.08.04] |
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第9戦 ベルギー |
2002年 8月4日開催 |
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天候:晴れ 気温:18℃ コースコンディション:マディ
観客:26,000人
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コッピンズ2位で7戦連続の表彰台!
熱田孝高は復帰後、初ポイントを獲得!
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前戦のスウェーデンGPでは予選不通過に終わった熱田孝高だったが、今大会のベルギーGPでは決勝進出を果たし、18位のゴール。GP初ポイントを獲得した。また、ランキング2位のJ.コッピンズは2位と7戦連続の表彰台。そして、予選トップタイムを叩き出したP.ベイレルは転倒となるも、4位まで追い上げを見せてランキング3位を死守。500クラスのA.バルトリーニも5位と、ランキング5位をキープした。 |
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第9戦ベルギーGPは、前大会のスウェーデンGPから3週間後に、首都ブリュッセルから東に約90キロにあるゲンクで開催された。会場となるサーキットは、サンディで小砂利と石が混じるスリッピィな路面。大小のジャンプとストレート、そしてターンが複雑に組み合わさるテクニカル・サーキット。
金曜日の夜から土曜日の朝方に雨が降り続け、コースは更にスリッピィとなった。しかし、ランキング3番手につけているP.ベイレルは、予選で今期初のトップタイムを叩き出した。タイムは1分48.136秒/56.9km/h。2番手につけたポイントリーダーのM.ピション(Suzuki)から、0.405秒のリードを奪った。また、ランキング2番手のJ.コッピンズも5番手のタイムで、1分49.989秒。そして前大会から復帰した熱田孝高。スウェーデンGPでは無念の予選落ちとなったが、今大会は1分53.457秒で22番手につけて予選通過を果たした。そして、500クラスでランキング5番手につけているA.バルトリーニ。予選中は雷を伴う大雨でコース上は洪水状態。タイムは1分56.473秒で17番手に留まった。
決勝
決勝の日曜日は、朝から青空が顔を出したが、コースは依然マディ状態。熱田は15番手前後のスタートを切ったが、オープニングラップで転倒したマシンに接触して、下りで転倒となり、ほぼポジションはラストに後退。しかし、ラップ毎にポジションをアップして中盤にはポイント圏内の20番手まで浮上。更に終盤にもポジションをふたつアップして18位のゴールを果たして、GP初ポイントを獲得。
また、コッピンズは2番手のスタートを切り、トップを奪ったポイントリーダーのM.ピション(Suzuki)にハードなプッシュを見せたが、乾いている走行ラインは1本とパスが難しいコンディション。ゴールまでポジションをキープとなって2位。ランキングの2位を死守した。またベイレルのスタートは、5-7番手のポジションにつけ、1ラップ目は6番手で通過。しかし、次のラップに転倒してポジションを9番手に後退するも、中盤過ぎには再び4番手まで浮上する走りを見せてゴールした。
500クラスのバルトリーニは、ホールショットを奪う見事なスタートを切ったがオープニングラップに2人にパスを許し3番手に後退。指の骨折で100%のフロントブレーキが出来ない状態が続くが、ポジションを更にひとつだけ下げて5位のゴールを果たした。
J.コッピンズ(2位)
ドーピングの件が、いつも頭の中にあるから、決してイージィなレースじゃないんだよ。それでも、決勝ではスムースな走りが出来たし、ミスもなかった。もちろん、リスキーな走りもしなかったしね。序盤はピションにプッシュしていたが、1回転倒してしまって彼とのギャップが広がってしまったんだ。ドーピングの件については、これからの審判がどう出るのか分からない。でも、とにかくコンスタントにポイントを重ねていこうと思っている。コースはとてもテクニカルだったが、トップライダーにとってはOK。だけど、そうじゃないライダーにとっては、とても難しいコンディションだったと思う。
P.ベイレル(4位)
レース内容については、それほど悪くはないのだが、結果についてはハッピーじゃない。予選ではトップタイムも出していたし、スタートでもホールショットに近いダッシュだったからね。でもマシンが滑り出して、外側に振られた隙に3−4人にパスされてしまい、森の中のラインでもパスしようとアウト側を取ったが、スタックして後退。それでも、自分のラップタイムは2秒程、他のライダーより速かったから、焦らずにじっくりと詰めていったんだ。マシンも体調も精神的にもベストだったので、4位はちょっと物足りなかったね。
熱田 孝高(18位)
スタートは、けっこう良かったんですが、結果的には思うように走れなくて駄目でした。でも、チームメイトのJ.ベビライネンに、内容はともかく復帰して18位で、そしてポイントも取れたんだから、良かったじゃないかと言われて、あぁ、そうだと、後から思いました。これからも、残るレースを前向きにいきます。
A.バルトリーニ(500/5位)
昨日の予選では、いいタイムが出せなくて、決勝レースでは、スタートのゲートが真ん中となってしまった。でも、とっても素晴らしいスタートが切れてホールショットが取れたんだ。しかし、その後にJ.スメッツとF.ガセルシアビコにパスされてしまった。それでも3番手をキープしたが、20分過ぎに腕あがりとなってしまって、5位。今の自分のスピードは良くないんだよ。つまり、指が完全に曲がらない状況だから、最終戦までランキングを死守して、とにかくゴールすることを目差している。
レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
WMX オフィシャルサイト |
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