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4戦連続の表彰台を獲得したコッピンズ
CRF450Rを駆り500クラスにも出場したベイレル
ホールショットを奪ったベイレルは4位でゴール
序盤にリードを奪ったコッピンズは3位でゴール
モトクロス
世界選手権 (250cc)
AUSTRIA
[2002.06.09]
WMXレースレポート 
第6戦 オーストリア
2002年 6月9日開催  
天候:薄くもり 気温:20℃ コースコンディション:ミディアムハード
観客:10,100人

コッピンズ、3位で4戦連続の表彰台を獲得!
ダブルエントリーのベイレルは4位、500で6位

今季4度目のホールショットを奪ったベイレル、そして2番手にコッピンズと続いた。コッピンズは序盤過ぎに3番手、そしてベイレルも4番手に後退したが、終盤までポジションをキープしてゴールとなり、ランキング2/3番手を死守した。また500のバルトリーニは指の骨折が完治しないまま決勝に進出して13位、またベイレルも500クラスで6位と初ポイントを獲得した。

第6戦オーストリアGPの会場となるカーンテンリングは、昨年にオープンしたニューサーキットで、今年で2回目の開催。スロベニアとイタリアの国境にも近い、南オーストリアのクラゲンフルトから北に約25キロに位置する。コースレイアウトは、広いフラットなフィールドに多くのジャンプを設定した人口サーキットで、土質もミディアム。観客席からも、ほぼ100%の観戦が可能。週末前の3日間に雨が降り続いたが、土曜日は朝から晴天に恵まれコースも程よい状態で予選が行われた。

ランキング2位のJ.コッピンズは、2分01.589秒で、今シーズン最高の2番手タイムをマーク。またランキング3位につけるP.ベイレルは、2分03.663秒と9番手のタイム。ポールボジションは、ポイントリーダーのM.ピション(Suzuki)が、2分00.083秒と今季5回目トップタイムをマーク。

そして右手の人指し指を骨折している500クラスのA.バルトリーニは、前戦のイタリアを欠場したが、今大会は痛みをこらえての出場。予選は27番手に留まったが、それでも決勝には出場すると強い意志表示をした。また今シーズンからダブルクラスのエントリーが可能となり、ベイレルは500クラスにも出場。予選は12番手の2分04.804秒。また熱田孝高はイギリスでライディングの練習がスタート、目下、第8戦スウェーデンGPへの復帰に調整中で、今大会の観戦はなし。

決勝
ホールショットは、前戦のイタリアに続きベイレルが今季4度目の見事なスタートを切った。しかし2番手につけたコッピンズが、オープニングラップにベイレルをパスしてトップを奪うと、序盤はベルニHondaの2人がワン・ツーを疾走。しかし、スタートで15番手と出遅れたポイントリーダーのM.ピション(Suzuki)が猛烈な追い上げを見せ、4ラップ目にベイレルをパス、続いて5ラップ目にもコッピンズをパスして、トップに浮上。更に、序盤に3番手につけていたG.クロカードも、コッビンズの背後に迫り2番手に浮上した。3番手と後退したコッピンズだったが、中盤、そして終盤までクロカードに激しいチャージをかけるも3位でゴール。そしてベイレルも4位でゴールした。

一方、指の負傷を負っているバルトリーニだったが、スタートは4番手と好ポジションからレースが展開。ラップ毎にポジションは後退するものの、13位でゴールを果たして8ポイントを獲得。またダブルエントリーをしたベイレルも、序盤の17番手から6位のゴールを果たした。

J.コッピンズ(3位)
勿論、序盤にリードをしていたから3位のゴールは、ちょっとがっかりもしているよ。特に、前大会でも2位だったからね。でも今日のピションは速かったし、自分の走りもパーフェクトじゃなかった。今大会ではスタートがよかった。いつもは遅れて、それから上位へ浮上というパターンだったからね。これからは、これを持続していきたいと思っているし、勝つチャンスはあると信じているよ。最後までクロカードをパスしようと思ったが、コースがバンピーとなって難しかった。

P.ベイレル(4位)(500/6位)
今大会はダブルエントリー。両クラスともに、ファンタスティックな結果が出せなかったが、自分にとっては、とても有意義なレースだったと思っている。250が終ってから500のスタートまでは短かい休憩だったが、2ヒート制と思えばOKだね。500ではスタートで出遅れたが4−5ラップ辺りには走りもよくなって6位。250では序盤にリードを広げようと、ちょっとナーバス気味となり10分過ぎに腕あがりとなってしまった。もし、またチャンスがあれば、トライしてみたいと思っている。

A.バルトリーニ(500/13位)
ジャンプが多いので着地の度に、だんだんと痛みがひどくなってきた。スタートする前には1−2ラップくらいが限界だろうと思っていたが、スタートが良かったので、何とかポイントが取れればと思い、リアブレーキのみで最後まで走りきった。きちがいじみていると自分でも思う。最後の2ラップは痛くて、痛くて涙が出てきた。本当は、あと4−5日は休まなきゃいけなかったが、結果的にはJ.スメッツも転倒して後退したので、走りきってよかったとホッとしている。


レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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