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13番手から2位と激しい追い上げを見せたコッピンズ
序盤の13分過ぎまでリードしたベイレル
早く走りたいなぁと、スクーターを駆る熱田
表彰台、2位のコッピンズ(左)と3位のベイレル(右)
モトクロス
世界選手権 (250cc)
ITALY
[2002.05.26]
WMXレースレポート 
第5戦 イタリア
2002年 5月26日開催  
天候:晴れ 気温:27℃ コースコンディション:ドライ、ハード
観客:12,450人

コッピンズとベイレル、2/3位と共に表彰台!
ランキングでも2/3番手を死守!

ホールショットを奪ったベイレルは10分過ぎまでリード。しかし、その後にポイントリーダーのM.ピション(Suzuki)がトップを奪い返すも、ベイレルは2番手をキープ。また、1ラップ目に13番手と出遅れたコッピンズだったが、終盤にはベイレルの背後まで浮上して3番手にポジションをアップ。更にラストラップには、ベイレルをもパスして2位でゴール。ベイレルも3位と、ふたり共に表彰台を獲得。ランキングは、2/3番手を死守している。

第5戦のイタリアGPは、フィレンツェから南に約123kmほどにある、カテテリオーネ・デルラゴで開催された。アップダウンと多数のジャンプがあり、観客を魅了するサーキットのひとつ。路面は粘土質の為に、晴れればカチンカチンのハード。しかし雨が降れば、一転してスリッピィとなる。幸いに土曜日は朝から好天となり、気温も朝からホットな状態、予選がスタートした午後の3:00には、なんと29度。今年のGPでは、目下、最高気温となる。ランキング2位につけたJ.コッピンズは、1分58.211秒で4番手のタイム。そしてランキング3位につけているP.ベイレルも、1分58.543秒の6番手と、第5戦でも2人共に上位にポジションをつける。ポールポジションは、再びリーダーのM.ピション(Suzuki)の1分56.934秒。

また、熱田はここイタリアにも元気な姿を見せ、スクーターに乗りコースのあちこちで練習を観戦。数日前には膝脇のボルトを抜き、もう少しで本格的にライディングの練習がスタートする。順調にいくと第7戦ブルガリアGPか、第8戦スウェーデンGPに復帰の予定との事だ。そして500クラスでランキング3位につけたA.バルトリーニだったが、フランスのインターナショナルレースで右手の人指し指を骨折、残念ながら地元イタリアGPを欠場。

決勝
第1コーナー先のビッグテーブルトップジャンプを、真っ先にクリアしたのはベイレル。そしてJ.ダブ(KTM)、ピションと続いた。ベイレルは、オープニングラップからリードを死守したが、2番手に浮上したピションが15分前後にトップを奪った。しかしベイレルもアタックを見せて、再びリードを奪い返す激しいサイドバイサイドが展開した。しかし7ラップ目にピションが再びリードを奪い、ベイレルは2番手をキープ。一方、コッピンズは、オープニングラップに転倒。1ラップ目には13番手と出遅れてしまったが、10分過ぎには8番手、そして中盤過ぎにはベイレルに続き3番手まで浮上するハードな追い上げを見せた。しかし、2番手のベイレルまでのギャップは12-15秒前後。それでも残る10分間にジリジリと詰め寄り、ついにラストラップにはベイレルをパスして2位。ベイレルも3位のゴールと、ふたり共に表彰台を獲得。ランキングも2/3番手を死守した。また欠場となったバルトリーニだったが、第6戦スウェーデンGPには復帰の見込みという。

J.コッピンズ(2位)
スタートは5−6番手と悪くなかったが、コースの一部にマディがあって、マシンのリアがスリップした時にG.クロカードとヒットしてクラッシュしてしまった。マシンが逆さまになって、それから再スタートしたけど、ピット前のサインボードを見たら13番手。それからは、ラップ毎に前のライダーをパスする事だけをトライ。スピードはベストラップじゃなかったけど、早め早めにパスも出来たし、ライディングも全体を通して良かったと思っている。そろそろ、優勝しなくちゃね。

P.ベイレル(3位)
今シーズン3回目のホールショットと、マシンも体調も100%と抜群に調子がいい。もう以前のベイレルじゃないと、自分自身で感じている。今日は、ピションを10分過ぎまで抑えてリードする事も出来たが、彼にパスされてからは、ライン取りが少し乱れてしまった。そんな事をしているうちに、コッピンズが追いついてきたんだ。2位でゴールする筈だったけど、がっかりはしていないよ。以前は、成績のアップダウンが激しかったが、ずっとコンスタントに表彰台をキープ出来ている。シリーズポイントも3番手と悪くないから、これからもコンスタントにトライをキープしていきたい。

熱田 孝高
チームメイトのP.クーパーとJ.べピライネンが、スタートで上手く飛び出したので応援してました。でも2人ともにマシントラブル。とっても悔しかった。自分は、もう少しで練習をスタートしたいと思っているので、次の第6戦オーストリアGPへは来れないかもと思ってます。昨日と今日はコースサイドで見学できたので、勉強になりました。リーダーのピションは、スピードがあってスムース、ハラハラする事もなく安定してますね。


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