Round03アンダルシアアンダルシアGP

Moto3

2020年7月24日(金)

ヘレス・サーキット・アンヘル・ニエト

第3戦 アンダルシアGP

鈴木竜生が2番手、フィリップ・サラク3番手につける

2週連続での開催ということで、Moto3クラスは初日からレベルの高い走りとなりました。先週のスペインGPでPPを獲得した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が2番手につけました。今大会は今季初表彰台、今季初優勝を目指します。今大会も大混戦のレースとなることが予想されるだけに、決勝に向けてセットアップに多くの時間を割きました。

3番手にはフィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)、4番手にガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3 )、7番手にジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3 )、8番手には、スペインGPで3位になり今季初表彰台を獲得したトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)、スペインGPで優勝争いに加わりながら最終ラップの激しい攻防の中で接触転倒を喫したジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が9番手と続きました。

11番手にはデニス・フォッジャ(Leopard Racing)、12番手には、開幕から2戦連続表彰台に立ち総合2位につける小椋藍(Honda Team Asia)。今大会は2週連続の開催ということで、この日は新しいセットアップにチャレンジしました。カタールGPで3位。スペインGPで2位。今大会は初優勝の期待が膨らみます。

以下、ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)が16番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が17番手と続き、ルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)はセッティングに苦しみ、19番手という結果でした。

3日間を通じ、常に大混戦となるMoto3クラス。土曜日のFP3と予選でのHonda勢の活躍に注目です。

 

コメント

鈴木竜生(Moto3 2番手)
鈴木竜生「今週はブレーキングのスタビリティを上げるためセットアップを変えました。その結果、ブレーキングは改善されたのですが、旋回性などにネガな部分が出るようになり、アタックするときの走りに影響が出るようになりました。とは言っても、バトルになったときに無理のできるようなセットアップにしていかないといけないので、明日も引き続き、セットアップに集中したいです。過去2戦、なかなか表彰台に立てないレースが続いています。表彰台に立つためには、毎周トップ3にいられるような走りが求められます。ここは、気温、路面温度が変わると、ブレーキングのフィーリングが変わるのでとても難しいです。明日も引き続き、その辺をしっかり調整したいです」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 4番手)
ガブリエル・ロドリゴ「2週連続のラウンドなので、いつもなら時間が足りず、あきらめるようなところに取り組むことができます。そのため、先週苦戦したコース終盤の高速コーナーを改善することができました。どのようなタイヤコンビネーションでもグリップがよくなり、マシンは快適です。目標は予選でいいグリッドポジションを獲得し、レース序盤から前で戦うことです」

ジェレミー・アルコバ(Moto3 7番手)
ジェレミー・アルコバ「マシンは気温が若干低いときの方がよく機能しますが、セッティングはほぼ完ぺきです。午前中のFP1はとても速かったのですが、小さなミスをしてしまい、トップ3を逃してしまいました。FP2はユーズドタイヤだけで取り組みました。タイヤを無駄に使わないように、セッションの時間すべてを使いませんでした。明日、前方で戦う準備はできていると思います。FP3の目標はQ2に直接進むことです」

小椋藍(Moto3 12番手)
小椋藍「速く走るための解決策を見つけることは簡単ではないのですが、いい方向に向かっていると思います。明日の走行に向けていいアイデアを見つけました。今日は自分のフィーリングとチーフメカニックの意見、コースサイドで走りを見てくれる監督の意見が全部一致しました。2月のテストの時と同じようなセッティングで明日は挑みます」

山中琉聖(Moto3 16番手)
山中琉聖「フィーリングがよくなってきました。レースペースも改善できたし、有意義な一日でした。今日は単独で走ってペースをつかもうとがんばりました。その結果16番手ですが、明日のFP3ではQ2に進出できるようにがんばりたいです。今日は新品タイヤをセーブできたので、明日のFP3、予選で使い、結果につなげたいです」

國井勇輝(Moto3 19番手)
國井勇輝「先週から同じような問題を抱えています。それでも今日はフィーリングが少し改善されました。午後のFP2は気温が上がったことで、違うセットアップを試しましたが、うまくいきませんでした。明日のFP3でなんとか正しい方向を見つけられるようにがんばります」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
125R.フェルナンデスKTM1'45.896
224鈴木竜生Honda+0.216
312フィリップ・サラクHonda+0.309
42ガブリエル・ロドリゴHonda+0.341
516A.ミニョKTM+0.393
699C.タタイKTM+0.396
752ジェレミー・アルコバHonda+0.437
814トニ・アルボリーノHonda+0.464
917ジョン・マクフィーHonda+0.491
1082S.ネパKTM+0.650
117デニス・フォッジャHonda+0.663
1279小椋藍Honda+0.680
1371佐々木歩夢KTM+0.744
1475A.アレナスKTM+0.753
1554R.ロッシKTM+0.823
166山中琉聖Honda+0.959
1723ニッコロ・アントネッリHonda+0.960
1840D.ビンダーKTM+0.988
1992國井勇輝Honda+1.007
2013C.ヴィエッティKTM+1.084
2127鳥羽海渡KTM+1.167
2211セルジオ・ガルシアHonda+1.293
2389カイルール・イダム・パウィHonda+1.315
2453D.オンジュ KTM+1.388
2550J.デュパスキエKTM+1.392
265ハウメ・マシアHonda+1.425
2721A.ロペスハスクバーナ+1.593
2855R.フェナティハスクバーナ+1.620
299D.ピッツォーリKTM+1.663
3070B.バルテュスKTM+1.884
3173M.コフラーKTM+1.983

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