Round15タイタイGP

Moto2

2019.10.04(金)

チャーン・インターナショナル・サーキット

初日トップはルカ・マリーニ。
ホームレースのソムキャット・チャントラが2番手に

Moto2クラスは、この数戦、調子を上げているルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)がトップタイムで初日をスタートしました。昨年の大会では2位表彰台に立っています。得意のサーキットで今季初のポールポジション(PP)を目指します。

2番手にはホームグランプリに闘志を燃やすソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)で、今季ベストリザルトを獲得しました。FP1で5番手につけたチャントラは、気温も路面温度も上がったFP2でさらにタイムを更新し、地元ファンから大きな拍手が送られました。予選では第11戦オーストリアGP以来となる今季2回目のフロントロー獲得とベストグリッド獲得に挑みます。

3番手には、昨年の大会でシーズンベストリザルトの8位という結果を残した長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)で、FP1でトップタイムをマークすると、FP2ではレースシミュレーションをして総合3番手につける好走でした。走行を終えた長島は、「新品タイヤを使えばあと0.5秒から0.6は上げられたと思う」と語り、予選では今季2回目のPPが期待されます。

Moto2クラスはトップから1秒差に24台という接戦となり、レミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)が4番手、ランキング総合首位につけるアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が5番手、ルーキーのエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が6番手、イケル・レクオナ(American Racing KTM)が7番手、ブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)が8番手、ランキング総合3位のアウグスト・フェルナンデス(Flexbox HP 40)が9番手、総合2位で初優勝を狙うホルヘ・ナバロ(Beta Tools Speed Up)が10番手と続きました。トップから10番手までが、わずか0.249秒差という厳しいフリー走行となりました。

今大会、ケガからの復帰戦となったディマス・エッキー・プラタマ(IDEMITSU Honda Team Asia)は32番手。2日目のフリー走行、予選で着実に前進していく意気込みです。

 

コメント

ルカ・マリーニ(Moto2 トップタイム)
「すばらしい金曜日になりました。満足しています。このサーキットは好きです。そして、いい思い出もあります。今日はアラゴンと同じフィーリングをつかむことができました。タイムは接近しています。FP3は多くのライダーたちが前進してくると思いますが、集中力を維持して、課題のコーナーの進入に取り組みたいと思います」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 2番手)
ソムキャット・チャントラ 「完ぺきな一日でした。少しバイクのセットアップを変更し、自分自身のライディングも改善しました。ホームグランプリでいいスタートを切ることができました。午後の走行では少し問題があり、時間をロスしましたが、走行終了5分前にコースインすることができて、トップに接近するタイムを出すことができました。明日は今日以上にセットアップを進めたいです。そして、今日以上にがんばって走ります」

長島哲太(Moto2 3番手)
長島哲太 「FP2はユーズドタイヤで1分26秒台前半でまとめることができました。最後は新品タイヤを入れていないので、総合で3番手タイムですが、今年1番の内容だとい思います。乗っていて楽しい一日でした。この調子で予選、決勝と戦っていきたいです、なにも起きなければ表彰台は間違いなく獲得できると思います」

アレックス・マルケス(Moto2 5番手)
アレックス・マルケス 「今日はいつものように、今年型のマシンのセッティングをサーキットに合わせなければなりませんでした。ギアボックスの調整でFP1のほとんどを使いました。なぜならこのエンジンのパフォーマンスは、昨年までマシンとはかなり違うからです。FP2はセットアップを少し変えて、リズムを改善することができました。明日も引き続きこの方向性でがんばります。全体的にはとてもポジティブな日でした。とても暑かったですが、体力的には問題ありません。力強い結果を出す準備はできています」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 32番手)
ディマス・エッキー・プラタマ 「またチームと一緒にレースができて、とてもハッピーです。ブリーラムに来るまで、しばらくバイクに乗っていなかったので、今日は感覚を取り戻すために走りました。トップとは大きな差がありますが、自分のライディングスタイルも含めて、まだまだたくさんの改善の余地があります。明日は自分の走りをもっと改善し、トップとの差を縮めることができるようにがんばります。チャントラ選手はすばらしい走りでした。彼はチームにとって最高の仕事をしたと思います」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
110ルカ・マリーニKALEX1'35.956
235ソムキャット・チャントラKALEX+0.008
345長島哲太KALEX+0.013
487レミー・ガードナーKALEX+0.049
573アレックス・マルケスKALEX+0.077
633エネア・バスティアニーニKALEX+0.094
727イケル・レクオナKTM+0.104
841ブラッド・ビンダーKTM+0.157
940アウグスト・フェルナンデスKALEX+0.166
109ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.249
115アンドレア・ロカテリKALEX+0.308
1288ホルヘ・マルティンKTM+0.313
1372マルコ・ベツェッキKTM+0.385
1412トーマス・ルティKALEX+0.391
1562ステファノ・マンシィMVアグスタ+0.412
1677ドミニク・エガーターMVアグスタ+0.550
1711ニッコロ・ブレガKALEX+0.561
187ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.576
1922サム・ロースKALEX+0.589
2023マルセル・シュローターKALEX+0.600
2154マティア・パシーニKALEX+0.613
2297チャビ・ビエルゲKALEX+0.622
2365フィリップ・エッテルKTM+0.925
2464ボウ・ベンドスナイダーNTS+0.928
2521ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+1.007
2696ジェイク・ディクソンKTM+1.020
2716ジョー・ロバーツKTM+1.143
282イェスコ・ラフィンKALEX+1.578
293ルーカス・ツロヴィッチKTM+1.602
3018シャビ・カルデルスKTM+2.023
3147アダム・ノロディンKALEX+2.328
3220ディマス・エッキー・プラタマKALEX+2.671

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