Round04スペインスペインGP

Moto2

ヘレス・サーキット・アンヘル・ニエト

第4戦 スペインGP

総合首位のバルダッサーリがスペインGPの2連覇を目指す

Moto2クラスは、3戦を終えて2勝のロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)が50点を獲得して総合首位。総合2位には、3戦を終えて2回のポールポジションを獲得し、2回の表彰台に立ったマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)で47点。第3戦アメリカズGPでMoto2復帰後初勝利を挙げたトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)が45点を獲得して総合3位と接戦が続いています。

バルダッサーリはMoto2クラス6年目の22歳でスペインGPの2連覇を目指します。シュローターはMoto2クラス7年目の26歳で、スペインGP初表彰台とMoto2クラス初優勝にチャレンジします。MotoGPを経験してMoto2復帰の33歳ルティは250ccを含めてMoto2クラス12年目のシーズンとなるます。過去、スペインGPでは2位を最高位に3回の表彰台に立っていますが、今年はスペインGP初制覇を目指します。年齢の違いはありますが、キャリアの豊富な上位3選手が、念願の初タイトル獲得に向けて、熱い走りを見せてくれそうです。

総合4位には今季好調な走りを見せるレミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)で、開幕戦カタールGPで4位、第2戦アルゼンチンGPで初表彰台獲得の2位と好調なシーズンのスタートを切りました。前戦アメリカズGPでは荒れた路面に苦戦して11位でしたが、ウインターテストで好調な走りを見せたヘレスでの走りに注目です。

以下、レースをこなす毎に調子を上げている総合5位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、2年ぶりのホームGP制覇に闘志を燃やします。総合6位のルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が今季初表彰台に気合充分です。前戦アメリカズGPでMoto2クラス初表彰台を獲得し総合7位に浮上したホルヘ・ナバーロ(Beta Tools Speed Up)が初優勝にチャレンジします。

総合8位にはMoto2クラスルーキーのエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)、総合9位にサム・ローズ(Federal Oil Gresini Moto2)、総合10位にブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)と続いています。

Moto2クラスルーキーながら、シーズン序盤戦のアルゼンチンGPで10位という結果を残したソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は総合17位。チームメートで同じくMoto2ルーキーのディマス・エッキー・プラタマ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、転倒などで3戦を終えてノーポイントですが、レースをこなす毎に確実に速さを身につけています。IDEMITSU Honda Team Asiaの両選手は、アルゼンチンGP、アメリカズGPは初めて経験するサーキットでしたが、第4戦スペインGPは経験あるサーキットとなるだけに、ベストリザルト更新が期待されます。

コメント

ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 総合1位)
「Moto2クラスは、みんなが限界で攻めているので、前戦のような転倒事故が起きることがあります。テキサスはノーポイントで終わりましたが、今週末はいい走りができると思います。昨年はここで優勝しています。今年はエンジンが違うので、細かい調整が必要になりますが、力強い走りをする自信があります」

マルセル・シュローター(Moto2 総合2位)
「序盤の3戦は、いいレースができました。アルゼンチンでは表彰台に上がることはできませんでしたが、総合ではとてもいい順位です。すべてのレースで表彰台を目指して戦ってきました。ヘレスでも同じように戦いたいです。ヨーロッパラウンドでは、みんながコースをよく知っているので、これまでとは違う戦いになります。特にヘレスはみんながよく知っています。Moto2とMoto3で、100万周くらい走っています。コンディションに合わせて最大限の力を出さなければなりません。ウインターテストのときとはコンディションが違いますが、今週末は、しっかり準備を整え、これまでと同じような結果を達成できるようにがんばります」

トーマス・ルティ(Moto2 総合3位)
「アルゼンチンのノーポイントは、チャンピオンシップを考えれば、とても残念でした。オースティンでは優勝できて、最高の気分でした。ポイントもいくらか取り戻しましたが、これからも頭を使ったレースをしなければなりません。ヘレスは特別なサーキットです。ウィンターテストはヘレスで行われました。ほぼ全員がたくさん周回しています。2月はまだ強さがありませんでしたが、3レースを終えて、マシンのことがかなり分かってきました。セットアップもよくなりました。ヘレスがとても楽しみです。引き続き自分の仕事に取り組み、戦い続けたいと思います。モチベーションは上がっています」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 総合17位)
「今週末は、ポイントを獲得できるようにチームと一緒にがんばります。チームは素晴らしい仕事をしています。ヘレスは、今年すでにテストで走っています。ここは、FIM CEVレプソル国際選手権で経験しています。アルゼンチンとアメリカはまったく初めて走るサーキットでしたが、今大会はたくさんの知識を持ってスタートできるのでとてもうれしいです。一生懸命取り組み、日曜日のレースでは僕とマシンの力を最大限発揮できるようにがんばります」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 総合33位)
「今週末のヘレスから、ヨーロッパラウンドが始まります。今年はヘレスでテストを行っているので、スペインGPに向けてモチベーションは高いです。たくさんのライダーがこのサーキットを知っているので、厳しいレースになると思いますが、気持ちはポジティブです。ポイントを獲得できるようにベストを尽くします」

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