Round04スペインスペインGP

Moto3

2019.05.03(金)

ヘレス・サーキット・アンヘル・ニエト

第4戦 スペインGP

アントネッリが初日トップタイムを記録。鈴木が2番手

Moto3クラスもトップタイムをマークしたニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)から1秒差に22台という大接戦となりました。前戦アメリカズGPで今季初PPを獲得したアントネッリは、今大会も好調で2戦連続PPの期待が膨らみます。0.093秒差の2番手にはチームメートの鈴木竜生がつけました。前戦アメリカズGPでトップを快走も転倒を喫した鈴木ですが、その雪辱に向けて絶好のスタートとなりました。PP獲得も期待されます。

ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が4番手、2014年以来の優勝と17年以来の表彰台獲得を目指すロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)が6番手、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が7番手、トニ・アルボリーノ(VNE Snipers)が8番手、リカルド・ロッシ(Kömmerling Gresini Moto3)がベストリザルトの9番手と続きました。大接戦の中でHonda勢がトップ10に7台。開幕戦カタールGP以来となるHonda勢の優勝に期待が膨らみます。

開幕戦カタールGP以来の優勝と2回目の表彰台を目指す鳥羽海渡(Honda Team Asia)は12番手、決勝に向けてタイヤテストに集中した小椋藍(Honda Team Asia)が19番手、集団の中でうまくタイムを出せなかった佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が20番手でした。トップから1秒差以内につける日本人勢のタイム短縮とポジションアップも期待されます。

コメント

鈴木竜生(Moto3 2番手)
鈴木竜生「今日はクリアラップが取れず、完ぺきなアタックができませんでした。最後のアタックも前に追いついてしまい、最終セクションでアクセルをもどさなくてはいけませんでした。うまく走れれば、今日はトップを狙えたと思います。今年はウインターテストからマシンのベースがよくて、どのサーキットでもほとんどセッティングを変えていません。今季もすごくいい状態です。前戦アメリカズGPが悔しいレースだったので、今回は落ち着いて、明日のフリーと予選、日曜日の決勝と戦っていきたいです」

ジョン・マクフィー(Moto3 4番手)
ジョン・マクフィー「今日はとてもいいスタートになりました。ヘレスは、毎回とても楽しく走れるサーキットですが、みんなとても速く、トップを維持するのが難しいです。FP1でトップタイムだったことに驚きました。トップタイムを取れるほど力強いペースがあるとは思っていませんでした。FP2は、ハードタイヤでロングランをこなしました。いい仕事ができたし、いいペースがありました。しかし、ミスをして転倒してしまいましたが、チームの仕事にはとても満足しています。素早くマシンを直してくれたので、セッション中にまたコースに出ることができました。最後に1周だけアタックできて、タイムを更新できましたが、本当のポテンシャルをみせることはできませんでした。それでも全体的にはいい日でした。引き続き明日も前進したいです」

ロマノ・フェナティ(Moto3 6番手)
ロマーノ・フェナティ「FP1は、正しい方向性を見つけることに取り組みました。FP2は前進して、速く走行できるようになりました。明日は、予選セッションに向けてまた一歩前進しなければなりません」

鳥羽海渡(Moto3 12番手)
鳥羽海渡「今日はマシンのセットアップに取り組みました。そのため、ほとんどタイムアタックできなかったのですが、それでもFP1では7番手とまずまずのスタートを切ることができました。午後の走行は、単独で走ることが多くなり、タイムを更新できなかったことでポジションを落としましたが、明日のFP3と予選では、しっかり一発のタイムを出していきたいです。アルゼンチン、アメリカと悔しいレースが続いています。今大会はフィーリングがすごくいいので、コースに出るのが本当に楽しみです」

小椋藍(Moto3 19番手)
小椋藍「午後のセッションは、ハードタイヤで連続周回をこなし、タイヤがどう変化していくのかを探っていました。明日のFP3と予選はソフトでタイムを出していくことになるので、もし、ソフトで決勝を戦えそうならソフトでいきますが、自分の予想では、ハードを選択することになると思います。今日は19番手という順位ですが、心配していません。明日はしっかりタイムを出せると思っています。とにかく、今日は決勝に向けてしっかり仕事に取り組むことができました」

佐々木歩夢(Moto3 20番手)
佐々木歩夢「FP1はチームとのコミュケーション不足で、ソフトでいく予定がハードになってしまい、FP2では、グループの中で牽制しあうことになり、自分のミスもあって、うまくタイムを出せませんでした。20番手という結果は悔しいですが、内容は悪くないので心配はしていません。今日、うまくかみ合わなかったのは、フリー走行の取り組みを変えていこうと試行錯誤したことも理由の一つですが、今日の失敗は、これから活かせると思います、明日のFP3はみんなタイムを出してくると思うので、自分もFP3でしっかりタイムを出してQ2を目指します。そして、予選ではしっかりタイムを出していいグリッドを獲得したいです。レースに向けて、マシンの状態はいいので、あとは自分の走りをしっかりするだけです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
123ニッコロ・アントネッリHonda1'46.795
224鈴木竜生Honda+0.093
325R.フェルナンデスKTM+0.158
417ジョン・マクフィーHonda+0.257
544A.カネットKTM+0.281
655ロマーノ・フェナティHonda+0.326
719ガブリエル・ロドリゴHonda+0.372
814トニ・アルボリーノHonda+0.375
954リカルド・ロッシHonda+0.422
107D.フォッジャKTM+0.526
115J.マシアKTM+0.544
1227鳥羽海渡Honda+0.641
1313C.ヴィエッティKTM+0.644
1484J.コーンフェールKTM+0.658
1542マルコス・ラミレスHonda+0.668
1611セルジオ・ガルシアHonda+0.682
1777V.ペレスKTM+0.683
1848ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+0.684
1979小椋藍Honda+0.719
2071佐々木歩夢Honda+0.797
2140D.ビンダーKTM+0.845
2275A.アレナスKTM+0.866
2361C.オンジュKTM+1.048
2482S.ネパKTM+1.060
2576M.ユルチェンコKTM+1.114
2612F.サラクKTM+1.157
2721アロンソ・ロペスHonda+1.180
2822真崎一輝KTM+1.247
2916A.ミニョKTM+1.325
3083M.カワカミKTM+1.843
3169T.ブース・アモスKTM+2.194

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