Round19バレンシアバレンシアGP

Moto2 決勝

2018年11月18日(日)

会場:バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ

天候:雨

気温:13℃

コースコンディション:ウエット

観客:9万7201人(3日間:17万708人)

オリベイラが優勝。2位は初表彰台のレクオナ、マルケスは転倒がありながらも3位

Moto2クラスは転倒者が多く、31台が出場、完走20台という厳しい戦いとなりました。優勝したのは、昨年の大会でも優勝しているミゲル・オリベイラ(Red bull KTM Ajo)。2年連続でバレンシアGPを制し、2018年シーズンを締めくくりました。

イケル・レクオナ(Swiss Innovative Investors)は予選21番手からすばらしい追い上げを見せて2位でフィニッシュし、初表彰台を獲得しました。3位に入ったのはアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)。マルケスは予選16番手から快調にラップを刻むと、一時はトップに浮上しました。その後、転倒するも再スタートを切って3位でフィニッシュするという波乱の展開で地元ファンを喜ばせました。

4位にはマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)、5位にレミー・ガードナー(Tech 3 Racing)、6位にファビオ・クアルタラロ(HDR Heidrun - Speed Up)、7位にマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)、アウグスト・フェルナンデス(Pons HP40)が8位と、ここまで5人の選手が僅差で続いてチェッカー。アンドレア・ロカテリ(Italtrans Racing Team)が9位、シモーネ・コルシ(Tasca Racing Scuderia Moto2)が10位でした。

長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)は12位でフィニッシュし、同チームでのラストレースをポイント獲得で締めくくりました。

コメント

ミゲル・オリベイラ(Moto2 優勝)ミゲル・オリベイラ
「すばらしい結果でシーズンを終えることができました。難しいコンディションの中で、勝利を手にしました。路面は乾き始め、タイヤの温度は上がり、ミスをしやすくなりました。そのため、自分のペースをコントロールして、あまりきつくブレーキをかけないようにしました。今日、最も重要なことは、安定して走り、ミスをしないことでした。スタートでは落ち着いてリードすることに集中しましたが、(アレックス)マルケスが力強い走りで近づいてきたので、僕は彼がミスをするのを待とうと、彼の後ろにつきました。その通りの展開となり、残りのレースをコントロールすることができました。今年は常にトップ争いをしてきました。みんなにおめでとうと言いたいです。すばらしい3年間に感謝しています」

イケル・レクオナ(Moto2 2位)イケル・レクオナ
「ドライでの予選はあまりうまくいきいませんでした。6コーナーでミスをしてしまい、マシンの問題にも直面しました。でも金曜日のウエットではとても速かったので、レースでは1周目に4番手まで追い上げることができました。それからは最後までチャンスを待ちました。チームと僕をサポートしてくれたすべての人に感謝しています」

アレックス・マルケス(Moto2 3位)アレックス・マルケス
「転倒したあとに追い上げて表彰台に上がることができて、よかったです。これでチャンピオンシップで4位になれたので、満足しています。しかし、優勝まであと少しだったので少し残念でした。今日は全力でプッシュしました。途中、深呼吸して、落ち着こうと決めましたが、小さなミスをしてしまいました。表彰台でシーズンを終えられたのはいいことです。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています。今年は期待していたような結果を出せませんでしたが、満足しています]

長島哲太(Moto2 12位)長島哲太
「序盤は前後のタイヤが全くグリップせず、かなり苦しい走りを強いられました。その後、だんだんリズムをつかみペースを上げていくことができましたが、最後まで転ばずにチェッカーを受けることができました。今日は転倒者が多い、厳しいコンディションでした。最終戦ということで、最後まで走ろうとがんばりました。今年は、青山博一監督の指導でフィジカル面を強化できたし、ライディングでも確実に成長することができました。もう一年、このチームでやれたらと心から思います。Honda、そしてIDEMITSU Honda Team Asiaには本当に感謝しています。今年一年学んだことを、次のチームで活かしたいです」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
144ミゲル・オリベイラKTM45'07.639
227イケル・レクオナKTM+13.201
373アレックス・マルケスKALEX+22.175
454マティア・パシーニKALEX+28.892
587レミー・ガードナーTECH 3+30.106
620ファビオ・クアルタラロSPEED UP+32.126
723マルセル・シュローターKALEX+33.086
840アウグスト・フェルナンデスKALEX+33.950
95アンドレア・ロカテリKALEX+35.707
1024シモーネ・コルシKALEX+37.019
1177ドミニク・エガーターKTM+43.844
1245長島哲太KALEX+45.871
134スティーブン・オデンダルNTS+49.113
1442フランセスコ・バグナイアKALEX+53.288
152イェスコ・ラフィンKALEX+1'08.712
1632アイザック・ビニャーレスSUTER+1'25.666
1718シャビ・カルデルスKALEX+1'32.166
1895ジュール・ダニーロKALEX+1'47.502
1921フェデリコ・フェリーニKALEX+1Lap
203ルーカス・トゥロビッチSUTER+1Lap
RT66ニキ・タウリKALEX+6Laps
RT97チャビ・ビエルゲKALEX+12Laps
RT16ジョー・ロバーツNTS+17Laps
RT70トマーゾ・マルコンSPEED UP+18Laps
RT9ホルヘ・ナバロKALEX+20Laps
RT41ブラッド・ビンダーKTM+22Laps
RT22サム・ロースKTM+22Laps
RT89カイルール・イダム・パウィKALEX+23Laps
RT10ルカ・マリーニKALEX-
RT7ロレンソ・バルダッサーリKALEX-
RT36ホアン・ミルKALEX-

Moto2 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
142フランセスコ・バグナイアKALEX306
244ミゲル・オリベイラKTM297
341ブラッド・ビンダーKTM201
473アレックス・マルケスKALEX173
57ロレンソ・バルダッサーリKALEX162
636ホアン・ミルKALEX155
710ルカ・マリーニKALEX147
823マルセル・シュローターKALEX147
954マティア・パシーニKALEX141
1020ファビオ・クアルタラロSPEED UP138
1197チャビ・ビエルゲKALEX131
1227イケル・レクオナKTM80
139ホルヘ・ナバロKALEX58
1424シモーネ・コルシKALEX53
155アンドレア・ロカテリKALEX52
1622サム・ロースKTM49
1777ドミニク・エガーターKTM47
1840アウグスト・フェルナンデスKALEX45
1987レミー・ガードナーTECH 340
2045長島哲太KALEX27
2113ロマーノ・フェナティKALEX14
222イェスコ・ラフィンKALEX10
2340ヘクター・バルベラKALEX10
2462ステファノ・マンシィSUTER8
2552ダニー・ケントSPEED UP8
2632アイザック・ビニャーレスSUTER7
2716ジョー・ロバーツNTS5
284スティーブン・オデンダルNTS4
2964ボウ・ベンドスナイダーTECH 32
3089カイルール・イダム・パウィKALEX1
3157エドガー・ポンスSPEED UP1
3266ニキ・タウリKALEX1
3318シャビ・カルデルスKALEX0
3495ジュール・ダニーロKALEX0
3599ティティポン・ワロコーンKALEX0
3621フェデリコ・フェリーニKALEX0
3751エリック・グラナドSUTER0
383ルーカス・トゥロビッチSUTER0
3914ヘクター・ガルゾTECH 30
4067ブライアン・スターリングTECH 30
4130ディマス・エッキー・プラタマHonda0
4255アレハンドロ・メディナKALEX0
4312シェリダン・モライスKALEX0
4419コレンティン・ペロラリTRANSFORMIERS0
4563ズルファミ・カイルディンKALEX0
4650ラフィド・トパン・スチプトSUTER0
4780セドリック・タンジェTECH 30

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1KALEX407
2KTM345
3SPEED UP142
4TECH 340
5SUTER8
6NTS8

ランキング詳細

フォトギャラリー

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2018 第19戦 バレンシアGP 決勝(Moto2)

ニュース