Round03アメリカアメリカズGP

Moto3 予選

2018年4月21日(土)

会場:サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
天候:曇り/雨
気温:22℃
コースコンディション:ドライ/ウエット

マルティンが予選トップ。カネットが2番手、鈴木が4番手に入る

Moto3クラスは、ウエットからドライへと路面コンディションが変化する難しいセッションとなり、ホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が今季初ポールポジション(PP)を獲得しました。今年はウインターテストから好調で、開幕戦カタールGPで優勝しました。しかし、第2戦アルゼンチンGPでは不安定なコンディションの中で11位に終わり、悔しいレースになっていました。今大会は難しい路面の中で安定した走りをみせ、開幕戦カタールGPに続く2勝目が期待されます。

2番手には2戦を終えて総合首位につけるアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)で3戦連続表彰台と今季初優勝の期待が膨らみます。そして鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が今季ベストグリッドの4番手を獲得しました。昨年のバレンシアGPに続き2度目の4番手グリッド。初フロントローを逃した悔しさを決勝にぶつけます。

以下、5番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)、6番手にエネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)、8番手に佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)と続き、トップ10に6台のHonda勢が名前を連ねました。鳥羽海渡(Honda Team Asia)は、不安定なコンディションで力を発揮できず28番手。最後尾から追い上げのレースに挑みます。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 ポールポジション)
ホルヘ・マルティン 「午前中はレースペースに取り組み、午後はアタックに集中しました。不安定な天候と路面コンディションでは、いいスターティンググリッドを獲得することが重要になります。でも簡単なことではありませんでした。久しぶりにポールポジションを獲得しましたが、素晴らしい気分です」

アーロン・カネット(Moto3 2番手)
アーロン・カネット 「今日は正しいセットアップができたと思います。去年の大会は、このサーキットでかなり自信を持てましたが、今回もまた“何か”を見つけられたような気持ちです。そのおかげでレースに向けてとても希望が持てました。昨日は快適さに欠けていました。FP3でもそれは同じでした。でも予選中にようやくその問題が解決されました。Estrella Galicia 0,0のチームは素晴らしい仕事をしてくれました。優勝争いできるように、明日のウォームアップでは、さらにセットアップを進めたいです」

鈴木竜生(Moto3 4番手)
「3番手と0.007秒差の4番手なので、とても悔しいです。セッション終盤、路面が乾いていく中で毎週タイムを更新していました。しかし、最後のアタックはコースをはみださないようにと、慎重に走り過ぎたと思います。今日の予選は、ウエットで始まり、最後はウエットセッティングのまま調整しただけでスリックタイヤで走ることになりました。難しいセッションでしたが、去年のバレンシアに続いて2回目の4番手。明日の決勝はフロントローを逃した悔しさをぶつけたいです。スタートを決めてしっかりトップグループで走りたいです」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 5番手)
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ 「午前中のドライコンディションでは本当に力強く走ることができました。予選ではコンディションがミックスして難しくなりました。今大会はいいグリッドポジションが必要です。ポールポジションも狙っていましたがそれは果たせませんでした。しかし、一日を終えて、とても満足しています。明日は、嵐でもどのようなコンディションでも準備はできています」

佐々木歩夢(Moto3 8番手)
佐々木歩夢 「今日はいろんなセッティングを試しました。決勝に向けて方向性をしっかり見ることができました。ドライでのセッティングはほぼ完ぺきだと思います。今日の予選は、ウエットからドライになり、レインタイヤからスリックに履き替えました。乾いている部分が少なくて難しいコンディションでしたが、しっかりリズムを作れて、最後はいい走りができました。最後のアタックでは渋滞にひっかからなければ、フロントローもいけたと思います。明日のウォームアップでは、アルゼンチンで苦労したフルタンクの状態で走って決勝にそなえたいです」

鳥羽海渡(Moto3 28番手)
鳥羽海渡 「ウエットからドライになっていくときに気持ちをうまく切り替えられず、タイムを出せませんでした。マシンの問題というよりメンタルな問題だと思います。フルウエットならこんなことはないのですが、ミックスした状態になると慎重になりすぎてしまい、そこからリズムをつくるのに時間がかかりすぎてしまいます。監督のアドバイスを聞いて、不安定なコンディションを克服していけるリズムをつくりたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンHonda2'18.629
244アーロン・カネットHonda2'19.125
317J.マクフィーKTM2'19.421
424鈴木竜生Honda2'19.428
521ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda2'19.497
633エネア・バスティアニーニHonda2'19.577
710D.フォッジャKTM2'19.588
871佐々木歩夢Honda2'19.640
912M.ベツェッキKTM2'19.684
105J.マシアKTM2'19.808
1165P.エッテルKTM2'19.816
1219G.ロドリゴKTM2'19.850
1341ナカリン・アティラプワパHonda2'19.970
1442M.ラミレスKTM2'20.002
1540D.ビンダーKTM2'20.027
1616A.ミニョKTM2'20.257
1748ロレンソ・ダラ・ポルタHonda2'20.323
1876M.ユルチェンコKTM2'20.366
1923ニッコロ・アントネッリHonda2'20.380
2014トニ・アルボリーノHonda2'20.485
2184J.コーンフェールKTM2'20.824
2272アロンソ・ロペスHonda2'20.917
238N.ブレガKTM2'20.965
2475A.アレナスKTM2'21.021
257アダム・ノロディンHonda2'21.167
2611L.ロイKTM2'21.279
2722真崎一輝KTM2'22.820
2827鳥羽海渡Honda2'23.083

フォトギャラリー

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2018 第3戦 アメリカズGP 予選(Moto3)

ニュース