Round03アメリカアメリカズGP

Moto3 プレビュー

2018年4月19日(木)

会場:サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

今大会もHonda勢による優勝争いに期待。開幕戦ぶりに表彰台の独占なるか

激戦が続くMoto3クラスの戦いにも注目が集まります。2戦を終えての総合首位は、開幕から2戦連続2位と安定した走りを見せるアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)。前戦アルゼンチンGPでは、不安定なコンディションの中でしっかり走りきって2位。大きく成長した走りを見せました。今大会は、今季初優勝に挑みます。

総合2位にはホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)がつけています。前戦アルゼンチンGPではタイヤ選択の戦略に失敗し、11位に終わりました。ウインターテストから好調で、今季圧倒的な強さを見せているマルティン。今大会は前戦の雪辱と、今季2勝目に挑みます。

総合4位がファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)で、開幕戦カタールGPで6位、第2戦アルゼンチンGPでは今季初表彰台獲得の3位と、上り調子で今大会を迎えます。総合5位にはロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)。開幕戦カタールGPで初表彰台獲得の3位、大荒れとなった前戦アルゼンチンGPでも7位と、しっかりと上位でフィニッシュしているだけに今大会の走りにも注目されます。ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)は総合6位につけています。ウインターテスト、そして序盤の2戦では速さを見せてきましたが、ここまでなかなか結果につながっていないだけに、今大会は今季初表彰台、初優勝が期待されています。

総合8位には前戦アルゼンチンGPで5位のアダム・ノロディン(Petronas Sprinta Racing)、総合9位には前戦アルゼンチンGPで4位のエネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)。ともに今大会では表彰台を目指します。

日本人勢は、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が総合11位、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が総合14位。両選手ともに開幕戦カタールGPでは予選、決勝ともにトップグループに迫る走りを見せており、今大会は初表彰台への期待が膨らみます。開幕戦カタールGPをケガのために欠場、第2戦アルゼンチンGPでは他車にぶつけられて転倒するという不運のレースが続いている鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、レース完走、初表彰台に挑みます。

コメント

アーロン・カネット(Moto3 総合1位)
「COTAは大好きなサーキットです。ここでまた走ることを一年間ずっと待っていました。自分と相性がいいと思いますし、モチベーションはとても上がっています。昨シーズンは、すべてのセッションで上位に入っていました。このペースにまた戻りたいです」

ホルヘ・マルティン(Moto3 総合2位)
「オースティンはとても好きなサーキットです。アルゼンチンはかなり難しいレースウイークとなり、正しい決断をするには少し経験が足りませんでした。そういうレースのあとなので、早くレースをしたいです。アルゼンチンGPのポジティブ部分だった速さと戦闘的なところをキープしたいです。これから自分のスタイルに合うCOTAですばらしいパフォーマンスをして、優勝するためにテキサスへ向かいます」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3クラス 総合4位)
「COTAでは、最初の年に初めてトップ20でフィニッシュし、昨年は表彰台に上がりました。速く走れることが分かっているので、今年もすばらしい週末にしたいです。COTAは本当に独特なレイアウトで、長いサーキットです。そのため、特に予選ではスリップストリームが非常に重要になってきます。準備は整っています」

鳥羽海渡(Moto3クラス 総合11位)
「アルゼンチンGPは不安定な天候となり、加えて、課題だった序盤にペースを上げられないという問題でポイントを獲得することができませんでした。昨年の大会は、予選、決勝と転倒して最悪の結果でした。今年は序盤2戦の課題をしっかり克服して、カタールGPを超えるリザルトを目指します。昨年は結果を残せませんでしたが、COTAは好きなサーキットなので今年は結果につなげます」

佐々木歩夢(Moto3 総合14位)
「前戦アルゼンチンGPは、難しいコンディションのレースとなり、ポイントを獲得できませんでした。しかし、自分が最も苦手とするコンディションで最後までしっかり走れたし、ポイント獲得圏内のグループでバトルできたことは自信になりました。COTAは好きなサーキットです。ドライのセッティングはいいと思うし、今週末は天候がよさそうなので、初日からしっかり仕上げていきたいです。決勝ではトップグループで戦えるようにがんばります」

鈴木竜生(Moto3 総合24位)
「カタールGPはケガのために欠場しましたが、第2戦アルゼンチンGPは、ケガをした右腕とう骨の状態もよくなり、レースウイークを戦うことができました。決勝日はウエットになりウォームアップで2番手。トップグループで戦える自信がありました。しかし、オープニングラップに追突されて転倒してしまい、再スタートしましたがノーポイントでした。今大会はフリー走行からしっかり走って万全の状態で予選に挑み、いいグリッドから決勝に挑みたいです。今大会はトップ10内で終われるようにがんばります」

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