Round02アルゼンチンGP
Moto3 予選
2018年4月7日(土)
会場:アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド
天候:曇り/雨
気温:20℃
コースコンディション:ウエット
Moto3クラスは、セッション中にコンディションが大きく変わり、アタックのタイミングが明暗を分けました。セッション序盤はハーフウエットでした。そのため、ほとんどの選手が路面は乾いていくと予想しましたが、セッション終盤にかけて雨足が強くなり、多くの選手がタイム更新のチャンスを逃しました。
難しいコンディションの予選を制したのは、トニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)で20戦目にして初のポールポジション(PP)獲得を果たしました。
難しいコンディションの中でトップから1秒差に12台という厳しい予選となりましたが、アダム・ノロディン(Petronas Sprinta Racing)が4番手、エネア・バスティアニーニ(Leopard Racing)が5番手と続きました。
以下、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が6番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が7番手、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が8番手、開幕戦カタールGPを制しているホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が9番手と続き、トップ10に7台のHonda勢が名前を連ねました。
日本人勢は、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が13番手、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が19番手、初日6番手と好調なスタートを切った鳥羽海渡(Honda Team Asia)は24番手と、3選手ともにアタックのタイミングを逃してポジションを落としましたが、3選手ともに乗れているだけに、開幕戦カタールGP同様、追い上げのレースに期待されます。
トニ・アルボリーノ(Moto3 ポールポジション)
「初めてのポールポジションなのでとてもうれしいです。チームと一緒に最高の仕事ができました。マシンには完ぺきな感触がありました。ウエットは少し難しかったですが、ドライコンディションではとても戦闘的でした。でも明日はいい仕事をして上位のライダーたちについていきたいです」
アダム・ノロディン(Moto3 4番手)
「予選4番手を獲得できてとてもうれしいです。ここでは最初から力強さを感じていました。今日のコンディションはかなりトリッキーでしたが、必要なタイムを出すためにプッシュしたのでとてもうれしいです。一番の目標は予選ポジションを上げることで、今日はそれを達成できました。素晴らしいことだと思います。キャリアベストの予選ポジションになったので、正しい方向へ向かっていることは明らかです。でもまだ仕事は終わっていません。最も重要なのはレースです。明日へ向けて落ち着いて、一生懸命戦えるように準備をしなければなりません」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 5番手)
「午前中のアスファルトは滑りやすく、最初はいい感触を見つけようとしました。コンディションに合わせて走り、セッションの最後はがんばってプッシュしました。予選は路面がウエットとドライのミックスでしたが、スリックでスタートしました。残念ながらタイヤを変えようと戻ったときに再び雨が降り出しました。その時点では、コースの最初の部分が完全にウエットだったのでもうタイムを更新することはできませんでした」
佐々木歩夢(Moto3 13番手)
「今週は難しい一日でした。昨日はセッティングが合わなかったので、今日のFP3でセットアップを進めようと考えていました。しかし、不安定なコンディションとなり、FP3ではセットアップも悪い方向にいってしまいましたが、予選に向けていい状態がつくれたと思います。今日はスリックで走れる時間もありましたが、コンディションが悪い中で13番手につけられたのはよかったです。なんとかトップグループについていけるポジションなので、しっかりついていきたいです」
鈴木竜生(Moto3 19番手)
「路面が乾いていくだろうと思ったので、早めにピットインしてアタックの準備をしていました。しかし、予想に反して雨の降りが強くなり、タイムを出せる状態ではありませんでした。結果論ですが、1本目のタイヤのときに慎重に走ってしまったのが失敗でした。でも、仕方ありません。気持ちを切り替えて、明日は追い上げのレースに挑みます」
鳥羽海渡(Moto3 24番手)
「久しぶりに悪いグリッドに終わりました。予選は難しいコンディションでしたが、最後はスリックタイヤで走りました。雨の降りが強くなってきたのでタイムは出せませんでしたが、もし、決勝がこういう状況になったときのことを考えるといい経験ができたと思います。いずれにしても、今回は決勝に向けて自信はあるので、明日は追い上げのレースをします」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 14 | トニ・アルボリーノ | ![]() | 1'53.782 |
2 | 12 | M.ベツェッキ | KTM | 1'54.088 |
3 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | 1'54.330 |
4 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | 1'54.346 |
5 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | 1'54.361 |
6 | 21 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | 1'54.363 |
7 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | 1'54.366 |
8 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | 1'54.380 |
9 | 88 | ホルヘ・マルティン | ![]() | 1'54.388 |
10 | 16 | A.ミニョ | KTM | 1'54.562 |
11 | 5 | J.マシア | KTM | 1'54.568 |
12 | 75 | A.アレナス | KTM | 1'54.649 |
13 | 71 | 佐々木歩夢 | ![]() | 1'54.799 |
14 | 10 | D.フォッジャ | KTM | 1'54.988 |
15 | 48 | ロレンソ・ダラ・ポルタ | ![]() | 1'55.323 |
16 | 11 | L.ロイ | KTM | 1'55.458 |
17 | 22 | 真崎一輝 | KTM | 1'55.514 |
18 | 84 | J.コーンフェール | KTM | 1'55.516 |
19 | 24 | 鈴木竜生 | ![]() | 1'55.604 |
20 | 65 | P.エッテル | KTM | 1'55.800 |
21 | 72 | アロンソ・ロペス | ![]() | 1'55.982 |
22 | 17 | J.マクフィー | KTM | 1'56.107 |
23 | 41 | ナカリン・アティラプワパ | ![]() | 1'56.176 |
24 | 27 | 鳥羽海渡 | ![]() | 1'56.222 |
25 | 40 | D.ビンダー | KTM | 1'56.333 |
26 | 42 | M.ラミレス | KTM | 1'56.478 |
27 | 8 | N.ブレガ | KTM | 1'57.976 |
28 | 76 | M.ユルチェンコ | KTM | 2'00.087 |