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2016.04.07 ロードレース世界選手権 第3戦 アメリカ アメリカズGP プレビュー

アメリカズGP プレビュー

MotoGP レポート

第2戦アルゼンチンGPから2週連続開催となる第3戦アメリカズGPが、4月8日(金)から10(日)までの3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されます。

過去3年は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3年連続でポールポジション(PP)を獲得、そして3年連続で優勝を達成しました。初開催となった2013年は、マルケスがMotoGPクラスにデビューしたシーズンで、この大会でマルケスは次々に新記録を樹立しました。

予選ではMotoGP2戦目にして20歳62日で初PPを獲得。フレディ・スペンサーが1982年に20歳153日で樹立した最年少記録をブレイクすると、決勝レースでもスペンサーの持っていた20歳196日という最高峰クラス最年少優勝記録を20歳63日で更新。最年少PPと優勝記録を31年ぶりに塗り替えました。

2年連続となるポール・トゥ・ウインを達成した14年シーズンは、その勢いでシーズン最多記録となる13度のPP獲得と13勝というシーズン最多優勝記録を樹立しました。そして昨年は、ファンを大喜びさせるドラマを演じることに。予選セッション中にマシンの警告灯が作動したことからホームストレートでマシンを止めたマルケスは、ピットまで全力疾走で戻ると、マシンを乗り換えてコースイン。チェッカーフラッグ直前にコントロールラインを通過し、ラストチャンスにすばらしいタイムをマークしてPPを獲得。その勢いで決勝でもライバルを圧倒しました。

今年は開幕戦カタールGPで3位、第2戦アルゼンチンGPでは3年連続のPPから2年ぶりの優勝を達成し、総合首位でアメリカズGPを迎えます。アメリカズGPは初開催から今年で4年目を迎え、ここまで無敵のマルケスが今年はどんな話題を提供してくれるのか、期待されます。

ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、開幕戦カタールGPで5位、第2戦アルゼンチンGPでは今季初表彰台となる3位でフィニッシュしました。2週連続開催で迎えるアメリカズGPは、上り調子のなかで臨みます。

昨年は右腕の手術のために欠場しましたが、初開催となった13年はマルケスに続いて2位でフィニッシュ。14年も2位となり、2年連続でRepsol Honda Teamは1-2フィニッシュを果たしました。ペドロサにとって2年ぶりのアメリカズGP出場となる今年は、ここでの初優勝と、チームにとって2年ぶりの1-2フィニッシュが期待されます。

Hondaマシンに乗り換え2年目を迎えるカル・クラッチロー(LCR Honda)は、開幕戦カタールGP、そして第2戦アルゼンチンGPと転倒リタイアが続いています。ウインターテストから調子を上げて、カタールGPやアルゼンチンGPの活躍が期待されましたが、結果を残すことはできませんでした。アメリカズGPでは13年に4位。昨年は7位という結果を残しています。上り調子であることをリザルトに反映できないフラストレーションをためるているクラッチローだけに、今回はシーズン初表彰台に闘志を燃やしています。

2年目のシーズンを迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今年に入ってRC213Vのパフォーマンスを引き出す走りができるようになってきました。開幕戦カタールGPでは14位。第2戦アルゼンチンGPでは転倒リタイアでしたが、随所で光る走りをみせているだけに今大会はベストリザルトが期待されます。チームメートでMotoGPルーキーのティト・ラバトは、開幕戦カタールGPで15位、第2戦アルゼンチンGPではシングルフィニッシュ達成の9位でチェッカーを受けました。レースをこなすごとに着実にリザルトを上げているラバトのMotoGPクラス3戦目に注目されます。

Moto2 レポート

Moto2クラスは開幕からの2戦連続で大接戦となっています。このクラスではHonda CBR600RRのエンジンをチューニングしたオフィシャルエンジンを搭載。開幕戦の予選から1秒差に15台前後がひしめく厳しい戦いとなっていますが、前戦アルゼンチンGPの3度目フリー走行では、1秒差に21台という大混戦となっています。昨年の大会の予選も1秒差に14台という接戦でした。今年はさらに厳しい戦いが予想されます。

2戦を終えて総合首位は、開幕戦カタールGPで優勝、第2戦アルゼンチンGPで7位のトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)。総合2位には、開幕戦カタールGPでジャンプスタートを取られて12位になるもアルゼンチンGPで2年連続で優勝したヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が5点差に迫りました。前戦アルゼンチンGPでPPを獲得、決勝2位のサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)が総合3位。開幕戦カタールGPでジャンプスタートを取られて14位、第2戦アルゼンチンGPで9位の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は総合12位でアメリカズGPを迎えます。ウインターテストからの好調を結果につなげられない中上ですが、今大会はその雪辱に挑みます。

Moto3 レポート

Moto3クラスは、開幕戦カタールGPでニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が優勝、ウエットからドライになった第2戦アルゼンチンGPは、カイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)が優勝しました。今大会は、Honda勢の開幕から3戦連続の優勝が期待されます。

前戦アルゼンチンGPは、雨上がりの微妙なコンディションとなり不安定な路面コンディションを得意とするパウィがすばらしい走りで独走。マレーシア人としては初のグランプリ制覇を成し遂げました。パウィは14年のアジア・ドリームカップの王者で、Hondaの若手ライダーの育成プログラムが、一つの成果を達成したレースでした。

2戦を終えて、開幕戦カタールGPで優勝、第2戦アルゼンチンGPで10位のアントネッリが総合2位。ランキングは開幕戦カタールGPで7位、第2戦アルゼンチンGPで2位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が総合3位、パウィが総合4位となっています。ヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)が8位。エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が総合10位。そして、アルゼンチンGPで自己ベストの6位でフィニッシュした尾野弘樹(HONDA TEAM ASIA)が総合12位に浮上。チームメートのパウィの活躍に大きな刺激を受けている尾野が今大会は初表彰台、初優勝を狙います。

MotoGP コメント

マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
「今年のオースティンでどのように走るかはこれから考えます。ここは好きなサーキットです。力強さを感じていつもいいレースができ、楽しく走れます。このコースは力強い加速を必要としますが、今年はここまでのところ、加速は最も強い部分ではありません。そのため、この状況にうまく対応するためには、もう少し待って様子を見なければなりません。アルゼンチンの時と同様に、引き続き一生懸命取り組み、日曜日のレースへ向けて最高のペースをみつけられるようにがんばります」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合3位)
「今回のラウンドが楽しみです。アメリカのレースは雰囲気が特別です。このサーキットはとても好きです。昨年は走れませんでしたが、その前の2シーズンで表彰台に上がることができたので、このサーキットにはいい思い出があります。今年の最初の2ラウンドは思ったようにはいきませんでした。もっとスピードをみつけられるように引き続き取り組んでいかなければなりません。チャンピオンシップでは暫定3位です。すべてのレースで表彰台争いをするためには一歩前進しなければなりません」

ティト・ラバト(MotoGP 総合14位)
「カタールとアルゼンチンではとても賢く走ることができたと思います。自分の限界を理解し、非常に重要な経験を積むことを重視しました。オースティンの初日はここまでの2ラウンドと同じような感じになります。MotoGPのマシンに乗ってコースに自分自身を慣れさせます。すべてのセッションで前進できたらうれしいです。目標は中間のグループで戦うことです。カタールではかなり離れていましたが、アルゼンチンでは近付きました。もう一歩前進して、さらに多くを学べるように大きなグループで戦いたいです」

ジャック・ミラー(MotoGP 総合17位)
「サーキット・オブ・ジ・アメリカズはとても楽しいです。2014年にMoto3のレースで優勝しました。このサーキットは走っていてとても楽しいです。アルゼンチンの時よりグリップはいいと思うので、早くマシンを合わせられることを願っています。アルゼンチンの結果は願っていたようなものではありませんでしたが、マシンにいくつか改善点をみつけました。そして自分のライディングスタイルに関してもパッケージにさらに合うものにできました。先週末はポジティブな面がネガティブな面を大きく上回りました。次はそれほど強くプッシュしすぎないように気を付けます」

カル・クラッチロー(MotoGP ノーポイント)
「アルゼンチンの結果は残念でしたというのは控えめな表現です。表彰台に上がるペースはありましたが実現できませんでした。2ラウンドが終わり、両方とも完走できませんでした。しかし、どちらのグランプリでもトップ5でフィニッシュできると感じました。もちろんこれは言うのはやさしく、行うのは難しいものですが、バレンティーノ(ロッシ)のラップタイムと僕のラップタイムは同じでした。フロントタイヤのフィーリングが悪かったのですが、十分な速さがあったというポジティブな面を持って帰ります。次のオースティンが楽しみです。トップグループと一緒に逃げきらなければなりません。そしてHondaはこのサーキットではとてもいい記録を残しています。チームもHondaもここ2レースでの僕の走りに満足しているので、次へ向けて自信が持てます」

Moto2 コメント

トーマス・ルティ(Moto2 総合1位)
「オースティンはこれまでとコースが違い、コンディションも違います。また戻ってくることができてとてもうれしいです。テルマス・デ・リオ・オンドではマシンに自信を持つことができませんでしたが、まだチャンピオンシップをリードしていますし、ドーハで得た自信はまだ残っています。昨年のオースティンでは予選中に電気系の問題があり、レースが少し難しくなりましたが、いいレースができました。サーキット・オブ・ジ・アメリカズはとてもスペシャルでとてもエキサイティングなサーキットです」

ヨハン・ザルコ(Moto2 総合2位)
「アルゼンチンで優勝して、そのままテキサスに来ることができるのはすばらしいことです。今週末は天気がよくなることを願っています。サーキット・オブ・ジ・アメリカズのコースはアルゼンチンのコースより難しいです。1周に20のコーナーがあり、いくつか非常に強いブレーキングポイントがあります。昨年はサム(ロース)が勝ちました。彼はこのサーキットでとてもいい走りをしたので、今年は彼と大きなバトルになると思います。今シーズンはポールポジション争いができるライダーがもっといるので、今シーズンはすでにおもしろいです」

サム・ロース(Moto2 総合3位)
「アルゼンチンでいい結果を出すことは非常に重要なことでした。カタールの開幕戦では運がなかったので。オースティンは大好きなので、目標は優勝です。これは現実的な目標だと思います。マシンはすべてのサーキットでうまく機能しているので、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでもそうならないわけがありません。いい仕事ができる気がするのでとてもうれしいです。先週末フィニッシュしたところからスタートして、優勝できるようにがんばるため、テキサスに行きます」

中上貴晶(Moto2 総合12位)
「アルゼンチンGPでは、フリー走行、予選のいい流れを決勝につなげることができませんでした。雨あがりの難しいコンディションで、レース序盤にペースを上げられなかったのが敗因でした。マシンの状態がよかっただけに、本当に残念です。連戦となるアメリカズGPでは、序盤2戦の悔しいレースのうっぷんを晴らし、応援してくれる方々の期待に応えたいです。表彰台獲得を目指しがんばります」

Moto3 コメント

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 総合2位)
「アルゼンチングランプリのあと、またサーキットへ戻ることができてとてもうれしいです。オースティンはとても好きなサーキットです。昨年は予選でとても速く走ることができました。決勝はリタイアでしたが、今年は結果につなげたいです。レースに向けていいペースとマシンをいい状態にするためにも、最初のセッションから一生懸命プッシュしていく必要があります」

ホルヘ・ナバロ(Moto3 総合3位)
「アルゼンチンでは、今年初の表彰台を獲得しました。今大会も同じような結果を繰り返せるようセットアップを進め、日曜日にはトップに近付けるようにがんばります。アルゼンチンは難しいコンディションでした。サーキット・オブ・ジ・アメリカズでは天気が安定することを願っています。昨年のオースティンでは、予選では2列目とまずまずの速さがありましたが、レースは転倒リタイアでした。今年のMoto3はこれまでにないほどの接戦なので、安定した速さを持ち、ミスをなくさなければなりません」

カイルール・イダム・パウィ(Moto3 総合4位)
「今大会も、いつものようにベストを尽くします。アルゼンチンの天候はトリッキーでしたが、その中でベストを尽くしました。オースティンで雨が降るか降らないか、ウエットかドライかは関係ありません。とにかく速く走るだけです。先週末優勝できたことはとても光栄です。今年は多くのサーキットが初めて走るところなので、とても難しいことだとはわかっていますが、最も大事なことはすべてのレースで安定した結果を出すことです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 総合10位)
「サーキット・オブ・ジ・アメリカズは美しく、大変テクニカルなコースです。予選で速く走るためには、最初のプラクティスセッションから速く走り、レースに向けて準備をすることが重要になってきます。残念ながらアルゼンチンでは思ったような走りができなかったので、すべてのデータをよく分析したいです。それは、水たまりがあるミックスしたコンディションは今後もあるかもしれないからです。テキサスでは晴れることを願っています。チャンピオンシップはまだ長いですが、10位という悔しい結果に終わったアルゼンチンの分までがんばります」

尾野弘樹(Moto3 総合12位)
「前戦アルゼンチンGPは自己ベストの6位でフィニッシュすることができました。フリー走行、予選、そして決勝とコンディションが変わる難しいレースでしたが、2番手争いのグループの中で戦うことができました。いろいろ得ることの多いレースでした。この経験を連戦となるアメリカズGPで生かしたいです。昨年はトップグループに加わりましたが、雨あがりのレースで、濡れた路面で転倒してしまいリタイアでした。今年はしっかり結果につなげたいです」