Moto3

Round13ヨーロッパヨーロッパGP

2020年11月6日(土)・フリー走行

バレンシア・サーキット
路面:ウエット
気温:19℃
路面温度:18℃

第13戦 ヨーロッパGP

國井勇輝はシーズンベスト更新、小椋藍は16番手から予選に挑む

ヨーロッパGP初日、國井勇輝は12番手、小椋藍は16番手で終えました。週末のバレンシアは前夜の降雨の影響が残るトリッキーな路面でスタートしました。FP2の終盤では路面が乾きはじめ、國井はこのフリー走行で今シーズンベストラップを叩き出しました。一方、小椋はマシンの改修に取り掛かっており、明日の予選ではよりよいコンディションでの走行が見られると予想されます。

コメント

國井勇輝(12番手)國井勇輝
「初日の走り出しは、トリッキーな路面コンディションでした。FP1では、自分のペースをつかもうとしましたが、ミスを犯し転倒してしまいました。マシンに乗っていたとき、緊張しすぎていたためだと思います。FP2ではリラックスして身体を動かし、自分のペースで走り、タイムを意識しないように心掛けました。路面が乾いてきたのでスリックタイヤを履くことに決めました。コースの状態について100%の自信はありませんでしたが、リスクがあるかもしれないとは感じました。1周だけプッシュして走りました。今日は、結果も出せよかったと思います」

小椋藍(16番手)小椋藍
「FP1は路面が完全に濡れた状態で、マシンのセットアップも決まっていなかったので、プッシュして走ることはできませんでした。セットアップを変更してFP2に臨んだのですが、折悪しく路面が乾いてきて、セットアップ変更による変化を確認できませんでした。最終的にどの選手もスリックタイヤで走行しはじめ、この状況では全開で走った時のフィーリングを確認できませんでした。フィーリングについて語れませんが、多くのライダーが僕より速いことは事実です。とはいえ初日で、しかもこの難しいコンディションで、またこの余り得意ではないサーキットであったことを考えると、そう悪い結果ではないと思っています」

青山博一|チーム監督
「昨日の激しい雨のあと、寒くはありませんでしたが、雨の影響が残る中でのセッションとなりました。我々のライダーたちは慎重に、1周1周フィーリングを確かめながら、タイムを更新していきました。午後になるとコンディションもよくなり、マシンの改善のための作業を進めることができました。残り20分を過ぎた頃から、何人かのライダーがスリックタイヤに履き替え始めました。小椋選手には最後にもう少しタイムを更新してくれることを期待したのですが叶いませんでした。ただ、彼はまだ少し余裕を残しているように感じます。國井選手がスリックタイヤを履いて走行したのは1周だけでしたが、最終的にすばらしい走行を見せてくれて私たちもうれしいです。明日もいい予選順位を獲得するために、引き続き改善を進めます」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー チーム タイム
12 92 國井勇輝 Honda Team Asia 1'46.868
16 79 小椋藍 Honda Team Asia 1'46.936

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