ソムキアット・チャントラ選手は、競り合いを制し、9位でフィニッシュ。アンディ・ファリド・イズディハール選手は惜しくも転倒リタイアとなりました。
ソムキアット・チャントラ(9位)
「今日の結果は信じられないぐらいにハッピーです。レース前、少し雨が降っていて、路面は完全なドライの状態ではありませんでした。ウォームアップラップで路面状態を確認し、レースではスリックタイヤを選択しました。最初の数ラップはバイクのコントロールが難しく、私は落ち着いて、冷静に走ることを心掛けました。レースは、トップグループのライダーたちと競い合うことができてとても楽しかったです。私に自信を与え、コースに送り出してくれたチームのみんなに心から感謝します」
アンディ・ファリド・イズディハール(リタイア)
「この週末、3度の転倒もあり、色々と悩み、レースでも初ポイント獲得の機会を逃してしまいました。完ぺきなスタートではありませんでしたが、レースを通して、ペースはよかったです。17番手あたりを走行していた際、1人のライダーが私を路面の濡れているゾーン押し出し、私はスリックタイヤでしたので、滑って転倒してしまいました。残り20周の時点でのこの行動を、私は理解できません。簡単なことではないですが、集中力を維持して、次戦アラゴンでのレースに臨みます」
青山博一 | チーム監督
「ル・マンの日曜日は、冷たい路面がウエットからドライへと変化する状況の中でサバイバルレースでした。レースのスタート時点で、ほかのチーム同様に我々はスリックタイヤを選択しましたので、最初の数ラップは滑りやすい路面との戦いでした。我々の2人のライダーはレースの序盤、多くのライダーを追い抜き、この時点で16位、17位のポジションを獲得していました。周回を重ねるごとに彼らは改善を見せましたが、アンディ選手は競り合いの中でほかの選手からの接触が原因で転倒してしまい、リタイアとなりました。ポイント獲得が見えていたのでとても残念です。チャントラ選手は、自身の過去の最高ポジションと同じ、9位でゴールしました。見事な走りでした。すばらしいバイクを準備してくれたスタッフ、そしてライダーたちに感謝します。次のアラゴンのレースでもさらに改善を続けていきます」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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9 | 35 | ソムキアット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 42'03.040 |
RT | 27 | アンディ・ファリド・イズディハール | IDEMITSU Honda Team Asia | 9'04.310 |
順位 | No. | ライダー | チーム | 総合ポイント |
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23 | 35 | ソムキアット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 10 |
30 | 27 | アンディ・ファリド・イズディハール | IDEMITSU Honda Team Asia | 0 |