苦戦した予選の後、チャントラはラップ毎に自信を取り戻す走りを見せ、レースを戦い抜き16位でゴール。名越哲平はこの攻略の難しいサーキットで多くの経験を積み、28位でゴールしました。
ソムキャット・チャントラ(16位)
「スタートをうまく決めることができず、最初のラップで順位を落としてしまいました。しかし、レースを通じて、また走りに自信を取り戻すことができ、レース終盤にはマシンにうまく乗れるようになり、周りのライダーとバトルし、何人か抜くこともできました。今日は今の自分にとって最善の走りができたと思うので16位という結果には満足しています。2週間後に控えているミサノでのレースが楽しみです。イタリアでお会いしましょう!」
名越哲平(28位)
「長く、タフで、暑い中での難しいレースでした。最初の周、前のライダーを追走し、彼らの走りを学びました。彼らを追走することで私のラップタイムもよかったです。しかし、10周を過ぎたころ、リアのグリップがなくなり、タイヤのマネージメントをすることが難しくなってしまいました。私に与えられた、このオーストリア、イギリスでの2レースを楽しむことができました。残りのシーズン、私を受け入れてくれたチームの健闘を祈ります。日本に帰国しますが、帰国後は、J-GP2のチャンピオン獲得に向け、全力を尽くします」
青山博一|チーム監督
「レース序盤、チャントラ選手はリズムをつかみ切れず、ポジションを落としてしまいましたが、レースの中盤から自信を取り戻し最後までいいペースを維持し、前を走る集団のライダーを何人か追い越すことができました。残念ながらポイントを取ることはできませんでしたが、次戦のミサノでは予選の順位次第でまたポイントを獲得することができるでしょう。才能のあるライダーですので、またすばらしい走りを見せてくれると思います。名越選手は、この攻略の難しいサーキットで週末を過ごしたわけですが、タイヤ、マシンに順応するにはもっと時間が必要でした。大切なことは、彼はこの週末、常にプッシュし、セッション毎に進歩を見せたことです。ディマス選手に代わって、この2レース、チームのライダーとして一緒に戦ってくれたことに感謝します。彼は帰国してすぐにJ-GP2のレースとなりますが、ぜひいい結果を残せるように応援しています」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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16 | 35 | ソムキャット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 38'02.753 |
28 | 20 | 名越哲平 | IDEMITSU Honda Team Asia | 38'41.613 |