走行性能

エンジン

扱いやすさと走りの楽しさを追求したエンジン

エンジンは、軽量・コンパクトなPGM-FI採用745cm3水冷直列2気筒。ゆとりある出力と燃費性能を両立しながらデイリーユースでの扱いやすさに加え、幅広いシーンに対応する走りの楽しさを追求している。また浄化率の高い小型のキャタライザーにより環境性能にも貢献。さらにギア比の設定により、市街地でのキビキビした走行フィールを獲得している。

DCT(Dual Clutch Transmission)

よりライディングそのものの楽しさを追求

状況に応じて適切なシフトアップ/ダウンを自動的に行う「ATモード」とシフトスイッチにより任意で変速できる「MTモード」の選択が可能。減速時には自動的にブリッピングを行うことで回転数を調整し、シフトダウンに伴うショックを低減。マニュアルクラッチでの変速操作によるエンジンストールの心配がないことや、ATモードを選択することで変速操作から解放され、よりライディングに集中できる上質なファンライドを提供する。また、優れたクラッチの応答と繊細なクラッチの接続により、発進特性や極低速域のコントロール性を高めている。

*NC750X Dual Clutch Transmissionに装備

クラッチ

ライダーの疲労を軽減する
アシスト&スリッパー®クラッチ*

アシスト機能がクラッチレバー操作荷重の軽減に貢献するとともに、スリッパー機能がシフトダウン時に発生するエンジンブレーキによるショックをやわらげるアシスト&スリッパー®クラッチを採用している。

* 6MTに装備。「アシスト&スリッパー」は株式会社エフ・シー・シーの登録商標です。

ライディングモード

操る楽しさを追求したライディングモード

ライダーのスロットル操作を電気信号に変換してスロットルバルブの開度制御を行うスロットルバイワイヤシステム(TBW)は、HSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)(T)による後輪駆動力レベルに加え、エンジン出力(P)、エンジンブレーキ(EB)の制御レベルを組み合わせたライディングモードを搭載。さらにDCT仕様車の場合は、ATモード選択時にはシフトスケジュール(D)も制御する。それぞれの走行シーンに合わせた各モードはハンドル左手のMODEスイッチと上下スイッチを操作し選択することで、ライダーの好みや走行状況に応じたライディングが楽しめる。

モード イメージシーン P
エンジン
出力
T
 HSTC
EB
エンジン
ブレーキ
D
ATシフト
スケジュール
(DCTのみ)
SPORTSTANDARDよりも鋭いエンジンレスポンスで、
スポーツ走行に適したモード
3134
STANDARD様々なシチュエーションに対応する
スタンダードなオールラウンドモード
2222
RAIN雨天の濡れた路面などでも安心して走れる
穏やかな特性のモード
1311
USER各パラメーターのレベルを任意に
組み合わせて記憶
1〜31〜3+OFF1〜3 1〜4
モード イメージシーン P
エンジン
出力
T
 HSTC
EB
エンジン
ブレーキ
D
ATシフト
スケジュール
(DCTのみ)
SPORTSTANDARDよりも
鋭いエンジンレスポンスで、
スポーツ走行に適したモード
3134
STANDARD様々なシチュエーションに
対応するスタンダードな
オールラウンドモード
2222
RAIN雨天の濡れた路面などでも
安心して走れる
穏やかな特性のモード
1311
USER各パラメーターの
レベルを任意に
組み合わせて記憶
1〜31〜3+OFF1〜31〜4

※HSTC はスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがって、HSTC を装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なアクセル操作を避け、安全運転をお願いします。

  • 写真は海外仕様車で一部の写真はアクセサリー装着車です。
  • 写真は海外での走行を撮影したものです。
  • 写真はすべてNC750X Dual Clutch Transmission