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激しい接戦を制したのは17歳大久保
ルーキーズカップの日浦も参戦し健闘する

シーズンを通して上位安定の大久保光が初のチャンピオンに輝いた。 09年王者の菊池寛幸は終盤に巻き返して総合2位でシーズンを終えた。

GP125から名称が変わりJ-GP3となったこのクラスは、2008年から混走している4ストローク250ccマシンと2ストローク125ccマシンの性能差が大きいことから、125ccマシンはラム圧が禁止され、最低重量が7kg増の77kgとなるなど、名称とともにレギュレーションが見直されてのスタートとなった。

第1戦筑波では鎌田悟(ENDURANCE+桶川スポーツランド)がポールポジション、決勝でホールショットを決めた大久保光(18 GARAGE RACING TEAM)らとトップ争いを繰り広げ、大久保が全日本初優勝を遂げる。

J-GP3の2戦目はオートポリス。フリー走行から好調の山本剛大(Team NOBBY)がポールポジションとなったが、このラウンドは雨天により決勝がキャンセル。しかし山本は好調をそのまま次戦スポーツランドSUGOへと持ち込み2戦連続のポールポジションを獲得。4ラップ目には集団を抜け出し、2位以降のライダーと5秒以上の差をつけて初優勝を決めた。2位は初戦を優勝した大久保、3位に森俊也(racing sayama)が入り、10代ライダーが表彰台を占めた。

岡山国際ではルーキーズカップから戻った日浦大治朗(Team NOBBY)が加わり、好調のチームメート山本とともに上位を狙う。決勝は15台のトップ集団から抜け出した篠崎佐助(ヤマハ)が逃げきって初優勝。2位山本、3位大久保は2戦連続の表彰台となった。

続くツインリンクもてぎでは、ポイントリーダーの大久保に菊池寛幸(WHEELIE with KRT)がゴールラインまで並ぶ大接戦を展開。タイム差は実に0秒だったが、リザルトでは大久保が2勝目となった。

最終戦鈴鹿も16台ものトップ集団が激しく順位を入れ替える接戦となった。9ラップ目には尾野弘樹(BATTLE FACTORY)、篠崎、菊池がトップ集団を形成し、尾野が抜け出して優勝。2位に菊池、3位に篠崎が入り、シリーズチャンピオンとなった大久保は10位でレースを終えた。ランキング2位は菊池、3位は森でシーズンが閉幕した。

2010 ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7
1 大久保光 Honda 113.5 25 7.5   22 20 25 14
2 菊池寛幸 Honda 97.5 14 6.5   14 16 22 25
3 森俊也 Honda 95 12 9   20 18 18 18
4 篠崎佐助 ヤマハ 74   10   16 25   23
5 渡辺陽向 Honda 74 15 1   18 15 13 12
6 浦本修充 Honda 71 3 6   12 14 20 16

トピックス&特集

チーム&選手紹介

チーム名 参戦クラス 参戦マシン ライダー 2009年の戦績
チーム名未定 J−GP3 RS125R 菊池 寛幸 全日本GP125 チャンピオン
Team Alliance J−GP3 RS125R 徳留 真紀 全日本GP125 4位
18 GARAGE RACING TEAM J−GP3 RS125R 大久保 光 全日本GP125 6位
桶川塾&ENDURANCE J−GP3 RS125R 矢作 雄馬 全日本GP125 7位
Team NOBBY J−GP3 RS125R 日浦 大治朗 全日本GP125 9位
Team NOBBY J−GP3 RS125R 山本 剛大 全日本GP125 10位
Team KOMURO With HARC−PRO. GP−MONO HP250F 小室 旭 全日本GP−MONO 2位
TSR GP−MONO CRF250 藤井 謙汰 全日本GP−MONO 3位

●J−GP2は、新設されたクラス。参加車両は、MFJが公認したST600クラスのエンジン(4ストローク:401cc〜600cc)を使用。フレームは、ST600クラスで認められているフレームをベースに改造したフレーム(最低車両重量148kg)、または新作フレーム(最低車両重量153kg)の2種類が認められています
●J−GP3は、これまでのGP125クラスの新名称とし、2ストローク単気筒85cc〜125ccのエンジンと4ストローク単気筒175cc〜250ccまでのエンジンを搭載したマシンが混走するクラスです
●GP−MONOは、4ストローク単気筒250cc以下のエンジンを搭載したクラスです
●エントリーリストは暫定発表で、変更になる場合があります(2010.2.19掲載)

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