モータースポーツ > 全日本ロードレース選手権 > 2009総集編 GP125
GP125には、17人のユースカップ登録ライダー(12〜17歳の若手)が参戦。尾野弘樹(BATTLE FACTORY)ら若手が、2008年チャンピオンの菊池寛幸(チームウイリー)や山田亮太(TEAM PLUS ONE)らベテランに挑んだ。
開幕戦筑波から菊池がベテランライダーのスキルを発揮した。レースは17周目で、同じくベテランの徳留真紀(ヤマハ)を菊池が追いかける展開。徳留が逃げきるかと思われた最終ラップの最終コーナー、菊池が狙いすましたようにインに飛び込み、徳留の前に躍り出る。そのままチェッカーを受け、勝利を収めた。その後も速さが伴った安定した走りで、すべてのレースでトップ争いを展開。第4戦SUGOではノーポイントに終わったものの、全6レース中、3度の優勝を含む5度の表彰台登壇を果たし、見事2年連続のシリーズチャンピオンに輝いた。
山田と16歳の尾野も菊池に続くように各大会で健闘。山田は初戦で3位に入り、第3戦オートポリス、第5戦岡山でもポイントを獲得。第6戦もてぎでは菊池と激しいトップ争いを繰り広げ、2位を獲得。最終戦には菊池との攻防を制して今季初優勝を飾り、年間ランキングでも2位と好成績を残した。
第3戦では赤旗により9ラップの通過順位が最終リザルトとなったが、尾野はこの大会で初優勝を達成。続く第4戦、第5戦でも2位に入り、3戦連続で表彰台登壇を果たすなど、最終戦まで菊池と年間タイトルを争う活躍を見せた。