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終盤に調子を上げて3連勝の小西が王者!
CBR600RR勢は野田、武田が4、5位と続いた

昨年の王者の安田毅史がJSB1000にステップアップしたため、チャンピオン不在でスタートしたST600クラス。一方で、過去にタイトル獲得の経験のある武田雄一や小西良輝が参戦。GP250で活躍していた高橋江紀も加わり、CBR600RR勢による激しい優勝争いが期待された。

初戦は、その小西、高橋が転倒するなど波乱の展開。続く第3戦は、小西が終始レースをリードしたが、最終周にかわされて惜しくも2位。4位武田、5位黒川武彦、6位高橋と続いた。第4戦は、小西のPPで始まったが、野田弘樹を含む多数の選手による激しいトップ争いとなり、佐藤裕児 (ヤマハ)が抜けだしてそのまま逃げ切った。3、4位に野田、小西という結果となった。続く第5戦も、小西はPPスタート。5ラップ目に6台が転倒、炎上する接触事故が発生して、赤旗となったが、再開後のレースで独走での優勝となった。野田、武田、岩田悟らも善戦したが、それぞれ、4、5、6位に終わった。

第6戦もPPの小西が序盤から独走。終盤に追い上げられたものの逃げ切った。小西を追った野田が2位、その後ろに稲垣誠が続いて初の表彰台となる3位を獲得した。好調をキープする小西選手は最終戦で4戦連続となるPPスタート。野田とのトップ争いを最終ラップまで繰り広げたが、結局、小西に軍配。2003年以来、2度目のタイトル獲得となった。武田が3位争いを制して、Honda勢が表彰台を独占した。野田はランキング4位、武田は続く5位でシーズンを終えた。

2003年のチャンピオン小西が終始リードした07シーズン。貫禄の走りでタイトル取りを果たした
2003年のチャンピオン小西が終始リードした07シーズン。貫禄の走りでタイトル取りを果たした
Point Standings
ST600
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 小西良輝 Honda 93
2 高橋英倫 カワサキ 85
3 佐藤裕児 ヤマハ 78
4 野田弘樹 Honda 75
5 武田雄一 Honda 67
6 奥野正雄 ヤマハ 47
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