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第3戦で初優勝を決めた岩田がその後も奮闘!
4勝を挙げた富沢は、2度のリタイアが響いて3位

昨年、全勝優勝と圧倒的な強さを誇った中上貴晶がスペイン選手権へと旅立ち、GP125もチャンピオン不在でスタート。昨年、中上と激戦を繰り広げた富沢祥也は、GP250とダブルエントリーということもあり注目のシーズンとなった。初戦は、PPスタートの岩田裕臣を仲城英幸、富沢、菊池寛幸、柳沢祐一らRS125R勢が追う展開。目まぐるしく順位を入れ替えながらの攻防を制したのは、富沢。初優勝で初戦を飾った。第3戦、第4戦も富沢は一時トップに立つ走りを見せたが、いずれも転倒を喫し、結果を残せずに終わった。代わって第3戦で優勝したのが岩田。初優勝となったこのレース以降も好調をキープした。

2戦連続での転倒リタイアのあとの第5戦で、PPの富沢はホールショットこそ仲城に譲るが、すぐにトップに立ちそのまま独走して2位に15秒の差をつける大勝。しかし、2位争いを制した岩田はポイントではトップを維持する。富沢と菊池が抜きつ抜かれつの接戦を演じた第6戦は富沢が勝利した。

最終戦は、昨年開幕戦以来のPPとなった仲城がレースをリード。富沢に追い詰められるも逃げ切り、今季初優勝を飾った。11位に終わった岩田が初のシーズンチャンピオンを確定。富沢は総合3位となり、若手育成を目的に今年から創設されたGP125ユースカップの栄冠を手にした。

念願の初優勝となった第3戦をピークに、シーズンを通して好走を見せた岩田選手がタイトルを獲得
念願の初優勝となった第3戦をピークに、シーズンを通して好走を見せた岩田がタイトルを獲得
Point Standings
GP125
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 岩田裕臣 Honda 90
2 徳留真紀 ヤマハ 83
3 富沢祥也 Honda 80
4 仲城英幸 Honda 73
5 井手敏男 ヤマハ 70
6 柳沢祐一 Honda 57
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