Digest

高橋がコンスタントな走りでトップに追走
終盤に2連勝を上げて、ランキング2位

昨年、シーズンを通してデッドヒートを繰り広げた横江竜司 (ヤマハ)とラタパー・ウィライローが抜け、RS250RをベースとするRBB250を駆る高橋巧に期待が集まった今シーズン。高橋はPPで初戦を迎えるという最高のスタートとなったが、体調不良もあってか宇井陽一 (ヤマハ)らに抜かれ、結果は3位。高橋と同じく高校生ライダーの富沢祥也が4位に続いた。第3戦では、2番グリッドからスタートした富沢が好位置をキープしていたが、終盤の21周目で転倒リタイア。これで3番手となった高橋が2番手の及川誠人 (ヤマハ)を追い上げるが、写真判定の結果3位となった。第4戦は、好調の宇井が3戦連続となる優勝。果敢に追い詰めようとした高橋も突き放され、またも3位に終わった。

第5戦は前レースの赤旗中断による遅れがあり、日没のためGP250クラスのレースは中止、予選結果からポイントが与えられた。ここまで全勝の宇井を2位の及川、3位の高橋が追う第6戦。PPからのスタートとなった高橋だが、ホールショットを宇井に奪われる。ここで粘りを見せた高橋は4周目に抜き返し、このままトップでチェッカー。念願の初勝利を飾った高橋はランキングでも2位に浮上した。最終戦。前戦の勝利で勢いづいた高橋がPPからホールショットを決め、危なげない走りで独走。2戦連続の勝利でシーズン2位が確定、成長をアピールする締めくくりとなった。

高橋(中央)は昨年の4位から総合2位へ。着実な成長を見せて今後の活躍を期待させた
高橋(中央)は昨年の4位から総合2位へ。着実な成長を見せて今後の活躍を期待させた
Point Standings
GP250
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 宇井陽一 ヤマハ 107
2 高橋巧 Honda 95.5
3 及川誠人 ヤマハ 84.5
4 山崎郡 ヤマハ 65.5
5 濱本裕基 ヤマハ 63.5
6 秋田貴志 ヤマハ 52
      MORE
Point Standings
※このサイトをご覧になるには最新の Flash Player が必要です。