●IB OPEN ヒート1
前戦はまさかの予選敗退となった牟田口侑大(TODAY SPORTS)は、今大会の予選を総合9番手で通過。Honda勢では、近藤雄紀(TEAM HAMMER)が同7番手の最上位で決勝に臨みました。しかし決勝ヒート1、その近藤はスタートで大きく出遅れ、1周目24番手と苦しい展開。一方、牟田口は1周目を7番手でクリアすると、鋭い追い上げにより、レースが中盤に入った4周目には4番手まで浮上しました。

牟田口はその後、前を走る岩崎優(ヤマハ)を攻略できずにいましたが、6周目に岩崎が転倒したことで3番手に浮上。この段階で、2番手との差は4秒弱となっていました。終盤、牟田口は袴田哲弥(ヤマハ)に抜かれて2番手に後退した佐野雄太(カワサキ)を必死に追うも、その差は4秒ほどのまま。レースは11周でチェッカーとなり、牟田口は3位で表彰台に立ちました。近藤は11位でした。

●IB OPEN ヒート2
スタート直後のコーナーで、4台のマシンが転倒するマルチクラッシュが発生。牟田口がこれに巻き込まれ、最後尾で再スタートすることになりました。決勝でのスタートダッシュを課題の一つに挙げていた近藤は、1コーナーで4番手。しかしそのあと、ケガの影響から転倒を喫し、1周目を21番手でクリアしました。それでも近藤は、2周目には16番手まで順位を回復しました。

激しい追い上げを続けた近藤は、3周目にもライバルたちを次々にパスして順位をアップし、トップ10圏内に復帰。さらに、5周目には9番手、6周目には8番手までポジションアップしました。この段階で、前を走るライダーとの差は約6秒。レース終盤にかけて近藤は順位をキープし、8位でゴールしました。牟田口は、追い上げ途中に2度の転倒を喫して17位に終わりました。