●IB OPEN ヒート1
開幕戦では両ヒート総合4位でHonda勢最上位となった牟田口侑大(TODAY SPORT)は、予選レースのスタートで大きく出遅れて、まさかの予選敗退。30名で競われる決勝に進出したHonda勢では、近藤雄紀(TEAM HAMMER)の総合4番手がトップとなりました。その近藤は決勝ヒート1で、ほぼホールショットの好スタート。ところが大量の散水で滑りやすくなった1コーナーで転倒を喫してしまいました。

これにより近藤は、オープニングラップを25番手でクリア。2周目以降、狭くパッシングポイントが少ないコース設定に苦しみながらも、4周目と6周目にはそれぞれ4つずつ順位を上げる追い上げを見せました。そして最終ラップにも1台をパスした近藤は、12番目のチェッカー。レース後、6番手でゴールした選手がレギュレーション違反で失格となったことから、近藤は11位になりました。

●IB OPEN ヒート2
近藤は、スタートダッシュに失敗して1周目27番手。しかも次周にはふたつポジションを落とし、ほぼ最後尾からという非常に厳しいレースとなりました。Honda勢では、ヒート1はスタート直後のエンストおよびその後の転倒でノーポイントに終わった富岡寿弥(Team SAKURAI with FFF)が、オープニングラップから積極的なパッシングを演じて、1周目を10番手でクリアしました。

2周目以降、縦に長い3番手争いの集団に加わった富岡は、3周目に一つ順位を上げると、5周目と6周目に1台ずつをパスして、7番手に浮上しました。レースが後半に入ると、富岡は6番手の上原巧(ヤマハ)と8番手の関根凄太(スズキ)に挟まれながら、接近戦を展開。9周目に上原を抜くと、終盤まで後続に迫られたものの順位を守り、富岡が6位でゴールしました。近藤は15位に終わりました。