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ROUND 01

日本HSR九州 2017.04.09(日)・IA1 決勝

開幕戦 HSR九州

成田と山本が勝利を分け合い、Team HRCが完全制覇

2017年4月9日(日)・決勝  会場:HSR九州  天候:雨のち曇り  気温:19℃
コースコンディション:マディ  観客:5130人

近年はシリーズ開幕の地としてすっかり定着しているHSR九州(HONDA SAFETY & RIDING PLAZA Kyushu)で、全日本モトクロス選手権の開幕戦が行われました。今大会は昨年4月に発生した熊本地震から約一年となり、MXGPライダーのイブジェニー・ボブリシェフ(Team HRC)が来日。滞在中は、サーキットに隣接する熊本製作所の訪問や、大会当日にはデモ走行の披露、さらにサイン会などに参加し、復興途上の当地にエールを送りました。

HSR九州のモトクロス場は、2014年にレイアウトと土質を見直し、従来のテクニカルセクションに幅の広いハイスピードセクションを加えた、ダイナミックなコースにリニューアルされました。今年はそのコースへ、新たに大量の山砂が運び込まれ、入念な路面整備が施されました。また、緊急車両などの移動のしやすさと、観客の利便性を両立するため、新たにコースサイドの舗装工事も行われ、さらに快適な観戦ができるようになりました。

全日本モトクロス選手権に参戦するTeam HRCは、今シーズン、最高峰クラスであるIA1にワークスマシンのCRF450RWを2台投入。V11チャンピオンの成田亮、MXGP参戦を経て帰国した山本鯨の2人がタイトルを目指して戦います。

ヒート1では、Hondaのファクトリーチームに加入した12年から、これまで5年連続で開幕戦の両ヒート制覇を達成してきた成田が、平田優(ヤマハ)をパスして1周目にトップへ浮上。山本は1周目に3番手となり、Team HRC勢は上位でレースをスタートしました。成田は2周目で転倒を喫しましたが、素早いリカバリーで2番手にとどまりました。

一度はトップを奪われた成田ですが、あっという間に平田との距離を縮めると、3周目にはトップへ復帰。次周には大幅なタイムアップを果たして、一気に6秒ほどのリードを築きました。3番手の山本は、この時点で2番手の平田まで約3.5秒差でしたが、後続の小島庸平(スズキ)からは、約4秒のリードを奪っていました。

レース中盤になると、トップの成田はリードをさらに拡大して独走態勢に。山本は平田に迫り、レースが後半に入った6周目にこれをパスしました。終盤になっても、トップの成田と2番手を守る山本との差は、多少の増減はありながらも大きくは変わらず。そのまま逃げきった成田が、開幕戦となったヒート1で8年連続の勝利を挙げ、山本が2位表彰台に立ちました。

ヒート2は、成田が星野優位(KTM)に続く2番手でオープニングラップをクリア。2周目に入ったところで成田が先行し、これに小島と山本が続いて縦長のトップグループを形成すると、早くも5番手以下を大きく引き離しました。3周目になると、トップグループの中で2番手の星野から4番手の山本までが接近戦を展開しました。そして4周目になると、山本が小島をパス。しかしすぐに抜き返され、4番手をキープしました。5周目には、小島が2番手に、星野が3番手となり、山本は星野の背後に迫りました。そして6周目、山本が星野の攻略に成功して、3番手に浮上。勢いに乗る山本は、次周に小島をパスして2番手となりました。

この段階で、トップの成田は山本に約7秒のリードを築いていましたが、ここから山本がその差を徐々に削り、成田に迫ります。ラスト2周となった10周目、ついに成田と山本の差は約0.5秒に。最終ラップで山本が前に出ると、最後は成田を抑えてトップでチェッカーを受けました。ヒート1に続いて、Hondaが1-2フィニッシュを達成しました。

コメント

山本鯨(IA1 2位/優勝)
山本鯨 「世界選手権を3年間経験して、さらに今年の全日本への復帰に向けて、シーズンオフにはやるべきことをしっかりやってきましたが、それでも勝って当然というような甘い世界ではありません。特にチームメートの成田選手は、全日本選手権で11回もシリーズタイトルを獲得しているライダー。手強くないわけがありません。しかし、そういうライダーと同じチームに在籍して、間近で見られるのは、とても恵まれていると思います。自分のレース歴を振り返ってみると、ケガで欠場した時期もあったので、実は全日本の経験というのはそれほど多くなく、全日本特有のコースやわだちなどに、まだアジャストしきれていない感じがあります。やれることをすべてやり、1戦1戦を集中して勝利を狙います」

成田亮(IA1 優勝/2位)
成田亮 「ヒート1では、トップを走行中の2周目に転倒して、かなりまずいと思ったのですが、Hondaのファクトリーマシンが軽いおかげですぐに引き起こせて、しかもエンジンが停止していなかったので、すぐに再スタートできました。シーズン最初のレースで勝ちたいという気持ちは、上位のライダーならみんな同じだと思いますが、当然ながら僕も勝利に執着してこのレースに臨み、力を発揮することができたと思います。ヒート2は、終盤に山本選手が後ろから来ていることを知り、勝ちを意識して自分の走りが硬くなってしまったのが敗因です。ミスがすぐに転倒へつながるような、難しい路面コンディションでした。とはいえ、だれかに負けるなら、同じチームの山本選手でよかったと思います」

芹沢勝樹 | Team HRC監督
「今シーズンに向けて、多くのテストを重ねてきましたが、初戦にしてその成果を発揮できたと思っています。かなり難しい路面コンディションでしたが、マシンはマディへの対応も事前にしっかり準備していたので、特に問題はありませんでした。監督である私を含む何名かのスタッフが代わり、またライダーの布陣と参戦クラスの設定も変更するなど、昨年までと異なる要素は多いのですが、チームの総合力は変わらず高い状態であることを証明できました。新米監督の私としては、成田と山本がそれぞれのプレッシャーを跳ねのけて1勝ずつを挙げ、チームとして両ヒートを制覇できたことで、少しほっとしました」

リザルト

ヒート1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11成田亮Honda1029'11.896
2400山本鯨Honda10+00'18.607
399平田優ヤマハ10+00'26.903
444小島庸平スズキ10+00'43.112
510小方誠カワサキ10+00'44.197
67深谷広一スズキ10+01'11.226
7113田中雅己Honda10+01'20.040
845大塚豪太Honda10+01'45.239
9448伊藤正憲ヤマハ10+02'19.751
10331新井宏彰カワサキ10+02'26.611
1472村上洸太Honda9+1Lap
15117馬場大貴Honda9+1Lap
1709小野千成Honda9+1Lap

ヒート2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1400山本鯨Honda1130'11.631
21成田亮Honda11+00'06.523
344小島庸平スズキ11+00'42.944
499平田優ヤマハ11+00'52.358
5166星野優位KTM11+00'58.015
67深谷広一スズキ11+01'04.087
7331新井宏彰カワサキ11+01'05.389
810小方誠カワサキ11+01'06.787
9448伊藤正憲ヤマハ11+01'41.484
10793池谷優太スズキ11+01'43.678
1145大塚豪太Honda11+01'57.020
13113田中雅己Honda11+02'37.168
14117馬場大貴Honda11+02'58.415
1509小野千成Honda10+1Lap
1772村上洸太Honda10+1Lap

ランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
1400山本鯨Honda47
21成田亮Honda47
344小島庸平スズキ38
499平田優ヤマハ38
57深谷広一スズキ30
610小方誠カワサキ29
7331新井宏彰カワサキ25
8448伊藤正憲ヤマハ24
945大塚豪太Honda23
10113田中雅己Honda22
15117馬場大貴Honda13
1672村上洸太Honda11
1709小野千成Honda10

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