Australia 

Australia

Result
  FP1 FP2 FP3 FP4 QP Race Standing
マルク・マルケス 5th 2nd 2nd 2nd 1st RT 1st
ダニ・ペドロサ 9th 10th 10th 9th 5th RT 4th
Report
マルケスとペドロサが転倒。Repsol Honda Teamの両選手がそろってリタイア

第16戦オーストラリアGPは、Repsol Honda Team勢にとって厳しいレースとなりました。前戦の日本GPで2年連続タイトルを獲得、今大会12度目のポールポジションから決勝に挑んだマルク・マルケスは、オープニングラップで首位に立つと、それから快調にラップを刻み、トップを快走しました。2番手以下に4秒差をつけ、今季12勝目を目前にしましたが、レースの18周目に転倒を喫し、リタイアに終わりました。

ヨーロッパとの時差調整のために、今大会は午後4時にスタートが切られる変則スケジュールとなりました。その影響で気温が低く、転倒車が続出するレースとなりました。しかし、タイトルを決めたマルケスは、プレッシャーから解放されたことで伸び伸びとレースを運び、オーストラリアのファンにチャンピオンらしい走りを披露することになりました。

予選5番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサは、6周目の4コーナーで後続のマシンに追突されます。そのアクシデントによる転倒は逃れましたが、マシンにダメージを受けたことでピットへ戻り、リタイアとなりました。

今大会は、23台が出場して完走が14台。気温が下がっていく夕方のレースで9台が転倒や接触の影響でリタイアするサバイバルレースとなりました。Hondaは、最高峰クラスで4年連続通算21度目のコンストラクターズタイトルに王手をかけていましたが、次戦マレーシアGPにタイトル決定を持ち越すことになりました。

Comment

マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
「日本GPでタイトルが決まったので、今大会はプレッシャーがありませんでした。そのため、これまでとは違う試みをトライしました。スタートから全力でプッシュして、できるだけギャップを広げようとしました。そして、転倒するまでは、いい走りができていたのですが、だんだん限界で走れなくなり、タイムも落ち始めていました。今日は転倒車が多かったのですが、みんな同じようにフロントから転んでいました。おそらく、気温が下がり始めたのが原因だった思います。こういうことが起きたのは、来年に向けて経験を積むという意味ではよかったと思います」

ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
「今日は運がありませんでした。いいスタートを切れなかったし、序盤の2周でポジションを大きく落としてしまいました。そのあともポジションを上げられなかったことが、そのあとに起こる出来事の原因でした。フィリップアイランドのようなコースで集団で走っていれば、接触事故は常に起こるものですが、それが今日は自分に起こりました。幸いにも、自分は転びませんでした。しかし、マシンにダメージがあり、走り続けることができませんでした」

Release

2014.10.19
Heartache for Repsol Honda after Pedrosa is taken out and Marquez crashes in final stages of Australian GPIt’s been an emotional roller coaster for the Repsol Honda Team this week. After clinching the World Championship last week in Japan, today the team suffered a double DNF in Phillip Island.

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