FIA F3選手権第5戦ハンガリー大会は、ハンガロリンクを舞台に幕を開けました。これまでのスケジュールと異なり、初日はプラクティスのみで、予選は翌日早朝に、レース1は同日夕方に行われます。
午前9時35分からのプラクティスは、気温24℃、路面温度33℃、空は雲に覆われたコンディションでスタートしました。角田裕毅(Jenzer Motorsport)は、1セット目のタイヤで徐々にタイムアップを果たし、15周目に1分34秒251をマーク。その時点ではトップ10内につけます。名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は、1セット目をハードタイヤで走行し、6周目に1分35秒054をマークしています。
2セット目に履き替えた角田は最終ラップとなる21周目に1分33秒822、ミディアムタイヤに換えた名取は13周目に1分34秒030とともにタイムアップしますが、終盤に大きくタイムを伸ばしたライバルには及ばず、角田が20番手、名取は23番手でプラクティスを終えています。
F3予選は13日(土)午前9時(日本時間午後4時)に、レース1は同日午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートします。
角田裕毅(プラクティス:20番手)
「今回は自分のミスでタイムを出し切れず20番手でした。最初のタイヤではフィーリングもよかったのですが、2回プッシュする予定で2回ともコースアウトやロックアップしてしまい、まともに走れていない周回になってしまいました。自分のミスでタイムを出せませんでしたが、感触は悪くないので、今日の反省を活かして予選ではがんばります」
名取鉄平(プラクティス:23番手)
「最初のハードタイヤはバランスもフィーリングもよくて、いい感じのタイムでしたが、ミディアムに履き替えたところ、フィーリングが変わってしまい、思うようなタイムになりませんでした。ハードでよかったのはレースに向けてはいいことですが、ミディアムとの相性がよくないのかこれから探っていかなければならない状況です。ここはユーロF3でも走っていて、コースもよくわかっているので、これまでとは違い自信を持っていけます。なので、予選ではもっとタイムアップして上位を目指します」
プラクティス1
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 16 | 1'32.771 |
2 | 18 | P.ピケ | Trident | 17 | +0.034 |
3 | 11 | J.ヒューズ | HWA RACELAB | 19 | +0.131 |
4 | 2 | M.フュートレル | ART Grand Prix | 16 | +0.145 |
5 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 20 | +0.200 |
6 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 20 | +0.246 |
20 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 21 | +1.051 |
23 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 18 | +1.259 |