FIA-F3選手権第5戦のレース2は、現地時間午前10時にスタートしました。ハンガロリンクは晴天となり、気温22℃、路面温度35℃のコンディションです。
レース1の結果により、角田裕毅(Jenzer Motorsport)は5列目9番手から、名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は上位車にペナルティーが科され10列目20番手からのスタートです。
フォーメーションラップを終えて、スタート時に名取のマシンにトラブルが発生。ストール気味で大きく出遅れ、その後スロー走行で1コーナーまで進んだものの、マシンを止めてリタイアとなりました。
角田はやや出遅れたスタートとなり、10番手にポジションを落としますが、1周目にばん回して9番手に復帰しました。その後、レースは各車が接近した隊列状態となって進み、ポジションは変わらないまま終盤を迎えます。
14周目、16周目に上位車のアクシデントで角田は7番手に浮上。17周目には前車をパスして6番手となりました。さらに前車との差を詰めた角田は、残り1周で背後に迫ります。しかし、コンマ3秒差で22周のチェッカーフラッグを迎え、6位でフィニッシュ。レース1に続き、連続入賞を果たしました。
次回のFIA-F3選手権は第6戦。8月30日(金)~9月1日(日)に、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されます。
角田裕毅選手(レース2:6位)
「スタートは出遅れてしまいました。予選での反省を生かし、セッティングも少し変えて臨み、大きく改善したわけではないのですが、予選よりはバランスがよかったと思います。タイヤのマネージメントもうまくいき、ペースも悪くなかったです。あと1周あれば前を抜けたと思うので満足とは言えませんが、6位という結果はよかったです」
名取鉄平選手(レース2:リタイア)
「エンジニアと相談してスタートのやり方を少し変えてみたのですが、それがうまくいかなかったのか、ストールしてクラッチも壊れてしまったようです。なんとかスタートはしたのですが、1速から上がらない状態で、マシンを止めました。詳しいことはこれから調べますが、走れなかったのはとても残念です」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 22 | 35'26.061 |
2 | 20 | L.プルチーニ | Hitech Grand Prix | 22 | +12.670 |
3 | 11 | J.ヒューズ | HWA RACELAB | 22 | +18.984 |
4 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 22 | +24.401 |
5 | 3 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 22 | +25.564 |
6 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 22 | +25.889 |
RT | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 0 | DNF |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 124 | |
2 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 112 | |
3 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 104 | |
4 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 98 | |
5 | 3 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 73 | |
6 | 11 | J.ヒューズ | HWA RACELAB | 56 | |
12 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 17 | |
28 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 0 |