FIA-F3選手権第6戦ベルギー大会は、3週間の夏休みを終えてスパ・フランコルシャンで幕を開けました。大会初日の金曜日、午前にプラクティス、午後に予選が行われました。
午前9時35分からのプラクティスは、気温15℃、路面温度20℃と温度の低いコンディションでスタートしました。角田裕毅(Jenzer Motorsport)は、2分07秒981で20番手、名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は、2分08秒913で28番手のポジションでプラクティスを終えました。
午後5時55分から予選が行われました。気温24℃、路面温度36℃の好コンディション。角田は1セット目のアタックで2分06秒394をマークし、6番手につけます。2セット目では2分05秒540と大きくタイムアップし、3番手にポジションアップ。FIA-F3での自己最高位となる予選3番手を獲得しました。
名取は1セット目で2分07秒030、2セット目で2分06秒420とタイムアップを果たしますが、ポジションを上げるには至らず、20番手で予選を終えています。
F3のレース1は、31日(土)午前10時35分(日本時間午後5時35分)にスタート。角田は2列目から優勝を、名取はポジションアップを狙い、レース1に挑みます。
角田裕毅(予選:3番手)
「プラクティスから、クルマについてはいい感触でした。予選は悪くなく、もちろんスリップストリームをうまく使えれば一番いいのですが、それを狙うとリスクもあって難しいので、無理にそれを狙わず、自分の走りに集中しました。集団の後ろについてしまったこともあり、抜いてかわしながらのアタックだったので、もう少しいけたとは思います。でも、悪くない結果だと思います。レースは、まずスタートを決めて、あとは展開を見ながら、うまく進めたいと思います」
名取鉄平(予選:20番手)
「プラクティスから、トップとはかなり差があり、なかなか(タイムを出すのは)厳しいという感触でした。自分としては、得意なコースというイメージで、いい感じでドライビングできていて、予選の流れとしては悪くなかったです。ですが、最後はトラフィックにも影響されて、思うようなタイムにはならず、リザルトも悔しい結果になってしまいました」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 11 | 2'05.125 |
2 | 18 | P.ピケ | Trident | 10 | +0.231 |
3 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 10 | +0.415 |
4 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 11 | +0.480 |
5 | 11 | J.ヒューズ | HWA RACELAB | 10 | +0.489 |
6 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 11 | +0.500 |
20 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 10 | +1.295 |