FIA-F3選手権第6戦のレース1が8月31日(土)に行われました。
午前10時35分にレース1のフォーメーションラップがスタート。好天のスパ・フランコルシャンは気温23℃、路面温度27℃のコンディションです。
角田裕毅(Jenzer Motorsport)は、2列目3番手からレースを開始。スタート直後の1コーナー、その先のオー・ルージュからストレートにかけて後続のプッシュを退け、3番手を死守します。2周目のキャメルストレートで後続にパスされますが、3周目には2台をパスし、一時2番手に浮上。しかし、スピードに若干劣る角田は4周目、5周目、6周目とポジションを落とし5番手となります。その後終盤には、合計4台による激しい4番手争いを展開。しかし、最終ラップのキャメルストレートエンドで、コースを若干はみ出した角田は6番手にポジションを下げ、そのままチェッカーフラッグを受けました。角田は第5戦ハンガリー大会のレース2でも6位に入賞していて、自己最高位タイとなりました。
20番手からスタートした名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は、開始早々に上位のアクシデントなどもあり、1周目に13番手までジャンプアップを果たします。2周目に14番手となりますが、その後はポジションをキープ。13周目、14周目とキャメルストレートで前車をパスし、ポジションを12番手に上げると、最終ラップでもオーバーテイクを決め、入賞まであと一歩となる11位でフィニッシュしました。
レース2は9月1日(日)午前9時45分(日本時間午後4時45分)にスタート。角田は3列目6番手から、名取は6列目11番手からポジションアップを狙います。
角田裕毅(レース1:6位)
「なかなかトップの方のペースにはついていけなくて、難しいレースでした。その後は4位争いという感じで、後ろを見ながらのレースでした。最後はちょっとポジションを落としましたが、(バトルの状況から)仕方ないかなと思います。レース2もスタートポジションは悪くないので、がんばります」
名取鉄平(レース1:11位)
「予選からセッティングをガラッと変えて、とてもいい感じでレースを楽しむことができました。予選まではダウンフォースをつけ過ぎていたようで、それを調整したら、速さを取り戻すことができ、オーバーテイクもできるペースでレースができました。得意のコースで自分らしい走りができたと思います。レース2にも期待できる内容だったので、明日もがんばります」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 18 | P.ピケ | Trident | 17 | 37'40.863 |
2 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 17 | +2.222 |
3 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 17 | +7.621 |
4 | 3 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 17 | +14.837 |
5 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 17 | +15.498 |
6 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 17 | +16.147 |
11 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 17 | +32.465 |