FIA-F3選手権第4戦イギリス大会は、シルバーストーンサーキットを舞台に幕を開けました。
午前8時35分からのプラクティスは、気温17℃、路面温度21℃と、これまでに比べ低い温度のコンディションとなりました。角田裕毅(Jenzer Motorsport)はセッション終盤のアタックで好タイムをマークし、6番手につけました。名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は、18周を周回し、25番手でプラクティスを終えています。
午後4時50分から、気温22℃、路面温度35℃のコンディションで、30分間の予選が行われました。1セット目のアタックで、角田は1分46秒266、1分45秒925、1分45秒301と順調にタイムを伸ばし12番手。名取は1セットのアタックで1分46秒835、27番手でした。各車が2セット目のアタックに入り、タイムを伸ばす中、角田、名取はトラフィックや自身のミスでタイムを伸ばすことができず、ポジションを落とします。最終的に、角田は26番手、名取は28番手で予選は終了となりました。
レース1は13日(土)午前9時25分(日本時間午後5時25分)にスタート。角田は13列目から、名取は14列目からポジションアップを狙います。
角田裕毅(予選:26番手)
「初めてのシルバーストーンで、1セット目のアタックまではよかったです。2セット目のアタックで、セクター2の高速シケインまでは決まっていたのですが、最後コースアウトしてしまいました。そのあと、もう時間がなくてクールダウンしないでアタックしましたが、タイムを伸ばすことはできませんでした。クルマはいい感じで、ミスするまではすごくよかっただけに、もったいない予選でした」
名取鉄平(予選:28番手)
「まだコースに慣れきれていないという感じです。シルバーストーンは難しいと聞いていましたが、その通りでした。レッドブル・リンクも初めてでしたが、短いので周回数をこなせてよかったのですが、ここは1周が長いので、なかなかつかみきれませんでした。予選では、自身のミスやトラフィックの影響もあり、噛み合わないまま終わり、タイムを伸ばすことができませんでした」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 13 | 1'43.902 |
2 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 11 | +0.096 |
3 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 11 | +0.112 |
4 | 3 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 12 | +0.171 |
5 | 20 | L.プルチーニ | Hitech Grand Prix | 12 | +0.237 |
6 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 11 | +0.316 |
26 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 13 | +1.399 |
28 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 13 | +1.688 |