FIA-F3選手権第3戦のレース2が、現地時間午前9時35分にスタートしました。天候は晴れ、気温22℃、路面温度35℃のコンディションです。
レース1の結果により、角田裕毅(Jenzer Motorsport)は8列目16番手から、名取鉄平(Carlin Buzz Racing)はレース1リタイアのため、最後尾30番手からのスタートとなりました。
角田、名取ともにスタートでポジションを上げ、角田は14番手、名取は24番手に浮上。名取はさらに2台をパスして、1周目を22番手で終えました。2周目には、角田が11番手、名取が20番手と、さらにポジションを上げて、レースは中盤戦に入ります。
角田は、激しい接近戦の中、11番手のポジションをキープ。14周目には10番手に上がります。しかし、18周目にオーバーテイクを仕掛けた際に押し出され、14番手にポジションダウン。レース終盤、ペースの落ちたマシンをオーバーテイクし12番手までばん回し、レースは終了しました。角田は前車のペナルティーにより11位となっています。
名取は中盤から終盤にかけてペースが上がらず、9周目に23番手、18周目に24番手にダウン。レース大詰めで脱落するマシンがあり、最終的に22位でフィニッシュして開幕戦以来の完走を果たしました。
FIA F3選手権第4戦は7月12日(金)~14日(土)、イギリスのシルバーストーン・サーキットで開催されます。
角田裕毅(レース2:11位)
「16番手からのスタートで、内容的にはいいレースだったと思います。かなり激しい展開の中で生き残れたし、前に行くこともできたので、楽しめました。(押し出されたときに)アウトから抜きにいくのが厳しいのは分かっていましたが、あのときは抜けるシチュエーションでした。ブレーキングまでは自分が前で、相手はこちらにぶつけて止めにきたという感じです。あれがなければ入賞できていたと思います。ぶつかったあとはステアリングが曲がったり、電気系もおかしくなってしまったので、(この結果は)仕方なかったですね」
名取鉄平(レース2:22位)
「レース1で走れていなかったので、探り探りの状態でした。このコースは抜きづらいとエンジニアから聞いていたので、スタートがチャンスだと思い集中してやりました。それがうまくいってポジションをだいぶ上げることができましたが、その後無理してバトルをしてしまった影響で、タイヤを傷めてしまいました。それで、バイブレーションもデグラデーションも発生して、自分としてはプッシュしたのですが、ペースを上げることができませんでした。今回、走りきることが最優先でしたから、リザルトはともかく完走することができたので、これで流れが変わってくれればいいですね」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | J.ヒューズ | HWA RACELAB | 24 | 34'47.494 |
2 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 24 | +4.727 |
3 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 24 | +4.850 |
4 | 2 | M.フュートレル | ART Grand Prix | 24 | +5.079 |
5 | 20 | L.プルチーニ | Hitech Grand Prix | 24 | +5.666 |
6 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 24 | +6.086 |
11 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 24 | +10.716 |
22 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 24 | +24.660 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 90 | |
2 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 82 | |
3 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 63 | |
4 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 54 | |
5 | 2 | M.フュートレル | ART Grand Prix | 37 | |
6 | 18 | P.ピケ | Trident | 35 | |
13 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 9 | |
27 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 0 |