FIA-F3選手権第3戦のレース1が午前10時25分にスタートしました。天候は晴れ、気温24℃、路面温度41℃で、前日より暑さは収まったものの、日差しが強いコンディションです。
予選で上位車2台がグリッドダウンのペナルティーを科されたため、名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は10列目19番手から、角田裕毅(Jenzer Motorsport)は13列目25番手からと、ともにふたつ繰り上がってスタートを迎えました。
スタートからトラブルに見舞われた名取は、シフトアップができない症状を抱え、スタート直後のターン1でストップ、リタイアとなりました。
好スタートを決めた角田はポジションを20番手にあげ、17番手でオープニングラップを終了。その後も前との差を詰めて2周目には15番手、4周目には13番手に浮上しました。その後、前後の激しいバトルを展開し、7周目にはポジションを15番手に落とします。レース終盤まで接近戦は続き、22周目、23周目と連続で前車をパスした角田は、13番手でチェッカーフラッグを受けました。しかし、バトル中の接触で5秒のタイムペナルティーが角田に科され、リザルトは16位となっています。
レース2は6月30日(日)午前9時35分(日本時間午後4時35分)にスタート。角田は8列目16番手から、名取は15列目30番手からポジションアップを狙います。
角田裕毅(レース1:16位)
「ポール・リカールと同じような展開で、追い上げるしかないレースでした。スタートはよくてポジションを上げることができました。その後、後ろから当たってスピンさせてしまってペナルティーを受けてしまいましたが、それでもこの抜きにくいコースで上がれて、13番手で終われたことはよかったと思います。レース2は、レース1より10くらい上のポジションでスタートできるので、また順位を上げてポイント獲得を目指してがんばります」
名取鉄平(レース1:リタイア)
「スタートの出だしはよかったのですが、その後シフトアップができない状態になり、ターン1で止まるしかありませんでした。原因はまだわかりませんが、なかなかうまくいかないですね」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 24 | 32'47.063 |
2 | 2 | M.フュートレル | ART Grand Prix | 24 | +1.741 |
3 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 24 | +2.354 |
4 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 24 | +3.605 |
5 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 24 | +5.639 |
6 | 18 | P.ピケ | Trident | 24 | +7.499 |
16 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 24 | +20.56 |
RT | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 0 | DNF |