FIA F3選手権第4戦のレース1が午前9時25分にスタートしました。空は厚い雲に覆われ、気温16℃、路面温度23℃で、イギリスらしい肌寒いコンディションです。
角田裕毅(Jenzer Motorsport)は13列目26番手から、名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は14列目28番手からと、ともに後方グリッドからスタート。レースでの追い上げを狙います。
好スタートを決めた角田は、ポジションを上げて、1周目で21番手に上昇。名取も一つ上げて27番手で1周目を終えました。その後上位車のアクシデントもあり、5周目には角田が16番手、名取は21番手に上がり、レースは中盤を迎えます。11周目、コースアウトしクラッシュしたマシンが出て、セーフティカーが導入されます。4周に渡るセーフティカー先導走行の後、レースは再開されました。アクシデントの直後を走行していた角田は17番手に下げていましたが、16周目に前車をパスして16番手に。18周目には14番手にポジションを上げてチェッカーフラッグを迎えました。名取は終盤の19周目に20番手にポジションを上げましたが、最終ラップでコースアウトし25番手でレースを終えています。
レース2は14日(日)午前8時35分(日本時間午後4時35分)にスタート。角田は7列目14番手から、名取は13列目25番手からポジションアップを狙います。
角田裕毅(レース1:14位)
「いつもと同じレースでした。セーフティカーも長かったので、自分のマネージメントが活かせず、あまり抜けなかったです。序盤タイヤをセーブして後半にペースアップのつもりでしたが、うまくいきませんでした。プラクティスでタイヤを使っていて、レースは新品ではないタイヤで出たので、周りは新品だったでしょうから、それを考えればペースは悪くなかったと思います」
名取鉄平(レース1:25位)
「スタートは、少しミスしましたが、ポジションを落とすほどではなく、その後何台かパスすることができました。レースペースは結構よかったのですが、コースが長く、難しい分なかなかオーバーテイクとまではいきませんでした。レースを走って、自分の中でも掴んだものがあって、やっとコースを熟知できたかなという感じですが、それがレース1では遅いですね。プラクティスで、もっと煮詰められていれば流れは変わっていたと思います。本当にレースペースはよくて、自信を持って走れました。最終ラップは、1台パスしたのですが、その後もう1台抜きにいって押し出されてしまい、後退してしまいました」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 20 | 41'12.477 |
2 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 20 | +0.811 |
3 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 20 | +1.313 |
4 | 20 | L.プルチーニ | Hitech Grand Prix | 20 | +1.938 |
5 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 20 | +2.236 |
6 | 18 | P.ピケ | Trident | 20 | +5.301 |
14 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 20 | +13.704 |
25 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 20 | +21.944 |