FIA- F3選手権第2戦のレース2が、現地時間23日午前9時55分にスタートしました。天候は晴れ、気温22℃、路面温度35℃のコンディションです。
レース1の結果により、角田裕毅(Jenzer Motorsport)はフロントロー2番手から、名取鉄平(Carlin Bszz Racing)は13列目26番手からのスタートとなりました。
名取はスタートでトラブルにより発進できず。大きく出遅れ、最後尾からの追い上げを開始します。集団に追い付き、2台をパスした6周目、前車のスピンを避けた名取は縁石に乗り上げジャンプしたダメージでストップし、リタイアとなりました。
スタートで2番手をキープした角田は、トップとの差を詰めて3周目にはその背後に迫りました。8周目に角田はトップに躍り出ます。しかし、9周目にトップ3台の激しいバトルとなり、角田は2番手に後退。レース中盤、ペースの落ちた角田に後続が迫り、12周目に3番手、13周目には4番手に後退しました。終盤、タイヤが厳しく、ペースの落ちた角田は18周目に6番手に、20周目の最終ラップに7番手にポジションを落とし、チェッカーフラッグを迎えました。角田は、9周目のバトルの際、他車を押し出したとして5秒のタイムペナルティーが科され、9位となりました。
FIA-F3選手権第3戦は6月28日から30日、オーストリア・レッドブルリンクで開催されます。
角田裕毅(レース2:9位)
「序盤ペースを上げすぎて、後半厳しくなりました。結構早めにデグラデーションが出てしまい、トップに立ったあたりまではよかったのですが、それ以降は厳しかったです。序盤もそれほどプッシュしたわけではないですが、レース1はいいペースで最後まで走れていたのでいけるかと思いました。ですが、思ったよりも落ち幅が大きかったです。ペナルティーはレース中に聞かされていましたが、それほどではなかったと思います」
名取鉄平(レース2:リタイア)
「スタートはエンストはしていないのですが、突然パワーが落ちて、発進ができなくなりました。何回かトライしたのですがダメで、6回目くらいにようやくスイッチが入りスタートしました。大きく出遅れたのですが、ペースはよくて3周目くらいに追いついて、オーバーテイクもできました。その後、目の前でスピンしたマシンを避けたときに縁石に乗ってジャンプしてしまい、着地のダメージでスタビが折れてしまって、走行を続けることはできませんでした。この2戦完走すらできなかったですし、スタートのトラブルも確認して、来週のオーストリアに切り替えて臨みたいと思います」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 20 | 38'04.147 |
2 | 18 | P.ピケ | Trident | 20 | +1.479 |
3 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 20 | +2.849 |
4 | 6 | R.ヴェルショー | MP Motorsport | 20 | +8.300 |
5 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 20 | +15.141 |
6 | 4 | L.ローソン | MP Motorsport | 20 | +16.233 |
9 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 20 | +22.906 |
RT | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 5 | +15Laps |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 70 | |
2 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 58 | |
3 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 37 | |
4 | 21 | J.ヴィプス | Hitech Grand Prix | 32 | |
5 | 18 | P.ピケ | Trident | 27 | |
6 | 3 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 24 | |
11 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 9 | |
25 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 0 |