開幕戦から1カ月以上のインターバルを経て、FIA-F3選手権は第2戦フランス大会を迎えました。
午前9時35分からのプラクティスでは、角田裕毅(Jenzer Motorsport)が18周を走行し18番手、名取鉄平(Carlin Buzz Racing)17周を周回し24番手でプラクティスを終えました。
午後6時から気温23℃、路面温度47℃のコンディションで、30分間の予選が行われました。1セット目のアタックで、角田は1分52秒486、1分51秒987とタイムを伸ばします。しかし2セット目では1回目にミスでタイムが上がらず、2回目のアタックではクリアラップが取れませんでした。結局タイムアップを果たすことができず、27番手に終わりました。
名取は1セット目で1分51秒889をマークし、2セット目で1分50秒673と1秒以上タイムを上げました。接近したタイム争いの中、名取は21番手で予選を終えました。
レース1は22日(土)午前10時30分(日本時間午後5時30分)にスタート。名取は11列目から、角田は14列目からポジションアップを狙います。
名取鉄平選手(予選:21番手)
「プラクティスはあまりいい方向に進まなくて、そのデータをチームメートと比べてみました。予選でタイムアップできる余力はあったので、それを踏まえて予選に臨みました。予選では前戦と比べたら、すごくいいフィーリングで、ドライビングとしても、タイヤの理解度としてもいい感じでした。自信を持ってアタックもできました。タイムをアタックごとに上げられましたし、予選でのバトルができました。結果としてはあまりポジティブとは言えませんが、自分としては前戦よりも、自分の走りも含め成長している実感があります。かなりの接近戦で、チームメートがコンマ3秒速く11番手なので、悔しい気持ちもありますが、そのコンマ1、2秒を上げる努力が必要だと思いますし、そのためにどうすればいいかが見えてきた感じです」
角田裕毅選手(予選:27番手)
「プラクティスはそんなに悪くなく、予選では1セット目のアタックで、少しミスはありましたが、それほど大きなものではなく、それでも18番手くらいなので『おかしいな』という感じはありました。2セット目では、ボタン操作を間違えたようでトラブルになり、リセットする必要があったので時間を費やしてしまいました。その後のアタックでは結構大きなミスをしてしまい、次のアタックではセクター3でトラフィックに引っかかってしまい、タイムアップはできませんでした。マシンは、乗っている感じとしてはバランスもそんなに悪くはないのですが、これだけタイムが上がらないとなるとなにかが間違っているんだと思います」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 11 | J.ヒューズ | HWA RACELAB | 13 | 1'49.519 |
2 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 12 | +0.087 |
3 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 12 | +0.239 |
4 | 18 | P.ピケ | Trident | 13 | +0.425 |
5 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 12 | +0.547 |
6 | 20 | L.プルチーニ | Hitech Grand Prix | 13 | +0.576 |
21 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 12 | +1.154 |
27 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 12 | +2.468 |