Monthly コラム

2020.8.7
Vol.29
車内でできる真夏の暑さ&日差し対策
暑さと日差しを和らげて夏の車内を快適に過ごすためのコツをお伝えします。

真夏、車内がサウナのように暑くなってしまい、クルマに乗り込むのに苦労したことはありませんか。また、この季節は強い日差しによる日焼けも気になりますよね。そこで今回は、暑さと日差しを和らげて夏の車内を快適に過ごすためのコツをお伝えします。


炎天下に停めた車内の温度はみるみる上がり、50度以上になることもあります。特に直射日光を受けるダッシュボードの表面は、80度近くまで温度が上がることもあり、物を置いておくのは非常に危険です。スマートフォンやタブレットは液晶画面が壊れたり、変形したりする恐れがあり、炭酸の入ったペットボトルや乾電池、ライターやスプレー缶などは破裂する可能性も。放置しないよう注意が必要です。また、ハンドルやシートベルトの金具、革製のシートなども熱くなりやすい場所です。クルマに乗り込む際などに、うっかり触って火傷しないよう気をつけましょう。

サンシェードやハンドルカバーなども併用して直射日光が当たるのを防ぎましょう

車内の温度を少しでも早く下げるには、まず助手席の窓を全開にして、運転席側のドアを3~5回ほど開閉。車内に溜まった熱気を素早く外に押し出します。ダッシュボードやハンドルが高温になっている場合には水拭きを。気化熱によって車内の温度を一気に下げる効果があります。さらに、エアコンは「外気導入」にセットし、窓を全開にしたまま3分ほど走行。その後、窓を閉めて「内気循環」に切り替えます。こうすることで車内に溜まった熱い空気を入れ替え、効率的に車内を涼しくすることができます。温度の上昇を抑えるためにも、駐車の際は日陰を選び、サンシェードやハンドルカバーなども併用して直射日光が当たるのを防ぎましょう。

近頃つける機会の増えたマスクは、夏用の冷感マスクに切り替え、首からぶら下げるタイプの扇風機で熱ごもりを回避するのも手です。

美容の観点でも気になる夏の日差しですが、紫外線にはUV-AとUV-Bがあります。車内で特に注意が必要なのは、窓ガラスを通過するUV-A。肌の真皮まで届き、シワやたるみの原因になるからです。フロントガラスについては、ほとんどのクルマでUVカット率99%のものが採用されていますが、ドアガラスのUVカット率は車種によってさまざま。紫外線対策はしっかりしておくのが安心です。運転前には日焼け止めを塗り、アームカバーやクルマ用サンバイザーなども活用しましょう。

さらに、熱中症の対策もお忘れなく。近頃つける機会が増えたマスクは、夏用の冷感マスクに切り替え、首からぶら下げるタイプの扇風機で熱ごもりを回避するのも手です。こまめな水分補給と休憩を心がけ、快適な車内で夏のドライブを楽しんでくださいね。