Monthly コラム

2020.2.7
Vol.23
花粉対策はお早めに!知っておきたいカーケア術
この時期、屋外に駐車したクルマのボンネットやガラスには、花粉や黄砂が降り積もって付着した斑点状の汚れが目立ちがち。

厳しい寒さも少しずつ和らぎ、春のおでかけが待ち遠しくなるこの季節。花粉の飛散量は例年、早い地域で2月頃から増え始め、続く3〜5月には黄砂とともにピークを迎えます。花粉や黄砂は人だけでなく、実はクルマにとっても大敵。本格的な飛散・飛来シーズンを迎える前に、しっかりと対策をしておきましょう。


この時期、屋外に駐車したクルマのボンネットやガラスには、花粉や黄砂が降り積もって付着した斑点状の汚れが目立ちがち。花粉は粘着性があるので、夜露や雨などの水分を含んだ後に乾燥すると固まって落ちにくくなります。放置すればシミの原因にもなるため、早めの対処が肝心です。黄砂は硬く角ばった形をしているため布などで安易に拭いてしまうと、小傷がつく恐れがあります。ワイパーゴム部に黄砂がついた状態で動かせば、やはりガラスが傷つく可能性があり、あわせて注意が必要です。

この時期に大切なのは、こまめに洗車をすること。ボディーを傷つけることなくしつこい花粉・黄砂汚れを落とすには、高圧洗浄がおすすめです。

花粉や黄砂は、ドアや窓を開けたときなどに車内にも入り込みます。フロアマットやシート、ダッシュボード、エアコンの吹き出し口にも付着しやすく、エアコンフィルターやエアクリーナーが目詰まりする原因にもなりかねません。


この時期に大切なのは、こまめに洗車をすること。ボディーを傷つけることなくしつこい花粉・黄砂汚れを落とすには、高圧洗浄がおすすめです。汚れがこびりつきやすいフロントガラスやワイパーは、念入りに掃除します。花粉汚れは熱に弱いため、お湯や熱風で除去する方法もあります。また、ボディーコーティングを施すのも有効です。花粉や黄砂の付着を防ぎ、汚れや傷の防止にも。クルマ全体を覆うボディーカバーも役立つでしょう。

車内の対策もお忘れなく。

車内の対策もお忘れなく。まず、花粉や黄砂が付着しやすいダッシュボードやフロントガラスの隙間、ハンドルまわりなどは入念に水拭きを。シートやフロアマットには掃除機をかけます。ローラー式の粘着クリーナーを使うのもおすすめ。 
また、花粉の侵入を防ぐために、エアコンは基本的に内気循環モードに設定し、フィルターをこまめに清掃することを心がけます。フィルターを花粉除去タイプに交換すればさらに効果的です。クルマに乗り込む際は衣服についた花粉を払い落とし、運転中は窓を開けないようにします。花粉除去スプレーや車内用空気清浄機の利用も検討したいところです。


クルマの花粉・黄砂対策には、外側も内側もこまめな掃除とケアが大切です。クリーンな愛車で、快適な春のドライブを大いに楽しんでくださいね。