Monthly コラム

2020.3.13
Vol.24
意外と知らない!車両保険の基礎知識とメリット
愛車を守る保険 車両保険について、知っておきたい基礎知識とメリットをご紹介します。

新生活が始まるこの季節。クルマの購入や買い替えを考えている方も多いのではないでしょうか。楽しいクルマでのおでかけも、万が一の備えと安心があってこそ。今回は、愛車を守る保険「車両保険」について、知っておきたい基礎知識とメリットをご紹介します。


車両保険は、事故や自然災害などによって車体が損害を負った際に、修理費用や買い替え費用を補償してくれる保険です。保険料が高くなることから、加入を迷う方もいるかもしれません。そこで、判断基準の1つとなるのが、クルマの時価です。車両保険の金額は、契約するクルマの車種や年式、種類などによる市場価値によって決まります。新車は価値が高いため保険料は高くなりますが、その分十分な補償額が受けられるメリットがあります。新車を購入したばかりの方は、加入しておくのが得策です。一方、新車購入から何年も経つ場合は、愛車の市場価値に比例して補償額も下がるため、保険料とのバランスを考えて加入を判断するといいでしょう。

修理費用が高額になる恐れのある高級車に乗る方、事故を起こす可能性の高い運転初心者も車両保険の必要性が高いと考えられます。

また、修理費用が高額になる恐れのある高級車に乗る方、事故を起こす可能性の高い運転初心者も車両保険の必要性が高いと考えられます。このようにクルマの時価や運転技術、使用頻度などから必要性を判断することが大切です。


車両保険の補償対象は、自損事故のほか、車両同士の接触や衝突、当て逃げ、車両の盗難、台風や洪水による被害などさまざまです。ただし、補償範囲は保険のタイプによって異なります。大きく分けて、補償範囲が広い「一般型」(オールリスク型)と、補償対象を絞った「限定型」(エコノミー型)の2種類があり、さらに手厚い補償が受けられる「特約」が保険会社ごとに用意されています。例えば「新車特約」は、事故などでクルマが全損した場合、時価にかかわらず契約時の新車価格相当額の買い替え費用を補償してくれます。

車両保険への加入を検討する際は、クルマの使用状況や確保したい補償内容、保険料と補償額のバランスをしっかり確認することが大切です。

加入しておくと心強い車両保険ですが、保険料は少しでも抑えたいもの。節約のポイントとして、まず、免責金額(事故負担額)を高く設定すること。車両の修理が必要となった際に、保険会社の負担額が少なくなるほど、保険料は安く抑えることができます。また、保険のタイプを「限定型」にするのも手です。補償範囲は狭まるものの、その分保険料は安くなります。自分にとって必要な補償を再検討してみるといいでしょう。


このように、車両保険への加入を検討する際は、クルマの使用状況や確保したい補償内容、保険料と補償額のバランスをしっかり確認することが大切です。安心なカーライフを送るためにも、どんなプランが自分にとって最適なのか、じっくり考えてみてくださいね。