Monthly コラム

2020.1.17
Vol.22
冬のドライブを安全に!雪道運転の注意点とコツ
トンネル

冬場は、首都圏でも急な積雪によって路面凍結が起こることがあります。普段とは勝手が違う運転状況に、不安を感じる方も多いはずです。そこで今回は、安全に雪道を走るための注意点とコツをご紹介します。


雪道にはさまざまなタイプがあり、雪質や状況を見極めて走行・停止・発進の仕方を変える必要があります。例えば、新雪で覆われた道路は歩道や側溝との境が見えづらくなり、左に寄り過ぎるとタイヤが溝にはまったり路肩に乗り上げたりする危険があります。また、新雪は強風で舞い上がると前の車も見えなくなるほど視界が悪化することも。そんなときは無理をせず、安全に車を停められる場所で待機しましょう。

タイヤ

車の通行によって雪が踏み固められた圧雪路面は、氷のように滑りやすくなっています。特に交差点付近は、路面がブレーキ時のタイヤで磨かれ一層危険な状態。スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなどの対策を忘れずにしておきましょう。
路面に積もった雪が解けて再び凍った状態のアイスバーンは、トンネルの出入口付近や橋上などに多く起こります。スタッドレスタイヤを履いていても滑りやすいので、よりていねいな運転が求められます。


雪道では、急ハンドル・急ブレーキ・急加速など「急」がつく操作は大変危険です。まずは、時間と気持ちに余裕を持つことが大切。そのためにはしっかりとスケジュールを立てること、そして走行時は車間距離を長めにとり、ゆったりと走ることを心がけます。
そのほかの注意点として、カーブを曲がるときには手前で十分に減速してからハンドルを操作するようにします。また、下り坂での不用意なブレーキはスリップの原因に。坂の手前でスピードを落とし、フットブレーキだけではなく、エンジンブレーキも使って下るようにしましょう。

ワイパー

雪の日、屋外に長時間クルマを停めるときには、ワイパーは必ず立てておくようにします。雪の重みで曲がったり、ゴムの部分が凍ってフロントガラスに張り付いたりする恐れがあるためです。また、サイドブレーキを引くと凍って動かなくなってしまうことも。MT車の場合にはギアを1速かバックに、AT車であればPに入れて停めるようにしましょう。


そして、雪道を走った後にはしっかり洗車を。道には多量の塩分を含む凍結防止剤が散布されています。付着したままにしておくとサビの原因にもなるので、走行後はしっかり洗い流してください。


想定外のことが起こりうる雪道での運転。注意点を頭に入れて、いつも以上にていねいな運転を心がけ、安全なドライブを楽しみたいですね。