HDDSを活用した案件が令和6年度「インフラDX大賞」国土交通大臣賞を受賞
お知らせ
栃木県がHonda Drive Data Serviceなどを活用した案件が、令和6年度「インフラDX大賞」において「国土交通大臣賞」を受賞しました。
<受賞案件名>ICT・AI 技術を活用した道路交通の円滑化
■インフラDX大賞とは
国土交通省が建設現場の生産性向上とデジタル技術の活用を目的として平成29年度から実施してきた「i-Construction大賞」を前身とし、令和4年度に「インフラDX大賞」と改称された表彰です。
■栃木県の受賞取組み概要
- 宇都宮東部地域では、LRT開業に伴う既存道路の車線減少や信号現示サイクルの複雑化などの交通ルール変更により生じる混乱を懸念。
- ICTやAI技術を活用することで、幅広くデータを収集・蓄積でき、分析までの即時性が向上。リアルタイムにLED標示板により現地での情報提供を行うことで、混雑度の偏りを22%~56%低減。
- LRTの開業により周辺道路環境が大きく変化したことへの影響を、ICT・AI技術を活用することで即時的に効果的に把握することができ、他の周辺道路環境の変化の影響分析にも適用可能。
Honda Drive Data ServiceではHonda車の走行データにより、リアルタイムの旅行時間を計測し、LED表示板により現地で情報提供を行ったことで、並行路線の自動車交通量の平準化に寄与したことを確認しました。

■栃木県におけるHonda Drive Data Serviceの活用
栃木県とHondaは令和元年から宇都宮東部地域の通勤渋滞対策を進めており、翌年の日光市二社一寺地区の観光渋滞対策でもその効果を実証しました。その後はLRT開業に伴う周辺道路環境の変化による影響を検証するためにHonda Drive Data Serviceを活用していただいております。
■渋滞緩和に向けた取り組み
Honda Drive Data ServiceではLED表示機を設置する旅行時間表示サービスによる渋滞緩和の他にも、渋滞箇所の周辺道路の交通流を分析して道路整備計画の検討を支援するなど、渋滞緩和に向けた様々な取り組みを行っております。
本取り組みの詳細についてご不明点がございましたら、問い合わせフォームからご連絡ください。