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ジェンソン・バトンのF1ダイアリー

 7月31日(木)、ジェンソン・バトンはリラックスした様子でドイツ・ホッケンハイムのパドックに現れた。イギリスGPの後のつかの間の休暇を陽光豊かなモナコの自宅で過ごし、肌がいい色に焼けていて歩調も軽やかだった。そして、いつものように彼のそばにはガールフレンドのルイーズが付き添っていた。

 スターティング・グリッド最後尾から猛追し8位でチェッカーを受けた、今までで最高のレースのひとつともいえるイギリスGPの余韻に浸っているかのように、ジェンソンは見るからに上機嫌だった。
 強い意志に支えられたジェンソンの安定したドライビングは、F1界での彼の評価を高めている。サマーテスト禁止というレギュレーションによりイギリスGP以降テストできていないが、ジェンソンは、ブリヂストンが彼のB・A・R Honda 005に適したタイヤを見つけてくれたと感じていた。彼にとって残りのシーズンはバラ色に見えた。

 しかし、ジェンソンのその上機嫌は長く続かなかった。金曜日にはホッケンハイムの路面温度が41℃にまで上昇。ドイツGPの過酷な暑気は、B・A・R Honda 005の前に辛く厳しく立ちはだかった。ジェンソンもチームメイトのジャック・ビルヌーブも、ついにレース終了までベストなセッティングをみつけられずに終った。
 むろんジェンソンはドイツGPを8位でフィニッシュしたが、これは、イギリスGPでの8位とは異なり、スタート直後の1コーナーでのクラッシュによるところが大きいと彼は認識している。8月24日のハンガリーGPでも同様のコンディションが予想され、苦戦を余儀なくされるとジェンソンは思っている。彼にとって好ましい環境での戦いは、涼しい9月のイタリアGPまで待たなければならないようだ。

 今シーズンも4分の3を終えた。振り返ってみれば、ジェンソンの活躍や成績も上下があった。彼がポイントを獲得した6つのサーキットではいずれも素晴らしい走りを見せている一方で、最終ラップでのマシントラブルによって2ポイントを失ったマレーシアGPやモナコGPでの大クラッシュなど、不運に見舞われたこともあった。
 しかし、つまずくたびにジェンソンは、強靭な回復力で逆境を跳ね返し、結果を出してきた。レース・エンジニアのクレイグ・ウィルソンとも息のあったところを見せ、困難な状況でもレースにおける最善のマシン・セッティングを効率的に見つける、強力なコンビとして評価を得ている。

 ジェンソンとジャックの間に存在するライバル意識も、マシン開発を行う上で上手く作用しているとチームは見ている。たとえテストであっても、すべての走りがドライバー同士の戦いであり、互いに競い、少しでも相手より有利なセッティングを見つけようと必死に取り組んでいる。一方で彼らの熱意に応えるためにエンジニアも新しいコンポーネントの長所や短所を見つけては、素早く対応するとという好循環が始まっているのだ。

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