Round 03中国中国GP

予選

2018.04.14(土)

2018 中国GP 予選

予選はハートレーが15番手、ガスリーが17番手に終わる

第3戦中国GP2日目、プラクティス3と予選が行われました。朝方までの雨は上がりましたが、前日同様厚い雲に覆われた上海インターナショナル・サーットは、気温12度、路面温度は14度、風も強く肌寒いコンディションとなりました。

午前11時からのプラクティス3では、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにソフトタイヤでの走行からスタート。セッション終盤にウルトラソフトタイヤで走行し、このセッションでのベストタイムをマーク。ハートレーが14番手、ガスリーが16番手となっています。

午後2時からの予選は、気温が上がらない中でマシンのセッティングに苦戦した部分もあり、僅差の争いの中で全体的には厳しい結果に終わりました。

Q1で、ガスリー、ハートレーともにウルトラソフトタイヤで3回のアタックを行い、アタックの度にタイムを更新。ハートレーは15番手でQ2進出を果たしたものの、ガスリーは17番手でQ2に進むことはできませんでした。

予選Q2でハートレーは、2回のタイムアタックを行いました。2回目は新品のウルトラソフトタイヤを装着し、1分33秒795の自己ベストタイムをマークしましたが、Q3進出の10番手にはコンマ7秒届かず、15番手で予選を終えています。

ハートレーは8列目15番手から、ガスリーは9列目17番手から56周の決勝レースに挑みます。

中国GP決勝レースは15日(日)午後2時10分(日本時間午後3時10分)にスタートします。

コメント

田辺豊治 | Honda F1 テクニカルディレクター
「ハートレー選手がQ2まで進出したものの、チームとしては残念な予選結果になりました。一方で、PUについてはここまで全く問題なく、順調にセッションを終えられています。今晩改めてデータの分析を行い、明日の決勝でいいレースができるように準備を進めたいと思います」

ジェームズ・キー | Scuderia Toro Rossoテクニカルディレクター
「想定していたよりも厳しい週末になりました。このサーキットと私たちのマシンの相性はあまりよくないのかもしれませんが、明日は今日よりもいいパフォーマンスをしたいと思っています。寒さと風は私たちにとってはマイナスのようです。このコンディションの中で我々はマシンのセットアップに苦戦していますが、どのチームにとっても条件は同じです。特にピエールは終日マシンの扱いに苦労していましたし、昨日の方がマシンのバランスがよく、競争力があったと感じています。これから分析を行い、今日の予選でQ1敗退となってしまった原因を突き止めなければなりません。ブレンドンはラップタイムを徐々に上げながら、Q2進出を果たしましたが、我々が望んだほどの結果ではありませんでした。今日の結果を受け止めて、気温が上がる明日はもっといい結果を出せればと思っています。全体的には不満の残る予選結果でしたし、今日うまくいかなかった原因を突き止める必要があります」

ブレンドン・ハートレー
「昨日マシンに小さな問題がありましたが、昨夜のうちにそれを解決できました。ただ、バーレーンの時に比べて、僕もピエールもトラックの攻略に苦労しています。寒さや風などさまざまな要因があるように思います。メルボルンの時もそうでしたが、他のチームのマシンに比べて風に弱いようにも感じています。なぜバーレーンの時にはいい走りが出来ていたのに、ここで同じような力強い走りを出来ないのか解明しなければなりませんが、このことは同時に中団チームの実力がいかに拮抗しているかを表していると思います。このトラックはオーバーテイクやバトルが起こりやすいレイアウトですし、明日は気温が上昇し、今日よりもいいコンディションになりそうです。レースでは、気温や風といった要因で戦況が大きく変わります。今のF1マシンはそれほど繊細です。15番グリッドからもポイント獲得を狙えますし、ポジティブに捉えています。ともかく、今日は自分の仕事にはまずまず満足しています」

ピエール・ガスリー
「今日は難しい一日でした。昨日は11番手/12番手という前向きな結果でしたが、今朝マシンのセットアップを変えたところ、ペースを掴むのに苦労するようになりました。予選の前にセットアップを変更する時間はありませんでしたし、それもあって予選は厳しい結果に終わりました。トラックについては引き続き学んでいるところですが、昨日のロングランではタイヤをいたわりながら走ることが出来ていたので、その面ではポジティブです。しかし、17番グリッドから上位を狙うのは簡単ではありません。今日何が問題だったかを検証し、明日はいいペースで走れるようにしたいです。昨日はフロントに問題があり、今日はリアにありました。ロングランでいい走りができることは分かっていますが、なぜ今日いい走りが出来なかったのかを今夜解明する必要があります。明日はいい走りが出来るように全力を尽くします」

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
15セバスチャン・ベッテルFerrari1'33.018
27キミ・ライコネンFerrari+0.451
377バルテッリ・ボッタスMercedes+0.743
433マックス・フェルスタッペンRed Bull+0.951
544ルイス・ハミルトンMercedes+1.039
620ケビン・マグヌッセンHaas+1.311
711セルジオ・ペレスForce India+1.427
831エステバン・オコンForce India+1.438
955カルロス・サインツRenault+1.564
1035セルゲイ・シロトキンWilliams+1.723
1127ニコ・ヒュルケンベルグRenault+1.823
1214フェルナンド・アロンソMcLaren+1.833
132ストフェル・バンドーンMcLaren+1.959
1428ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda+1.973
153ダニエル・リカルドRed Bull+2.043
1610ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda+2.061
1718ランス・ストロールWilliams+2.357
1816シャルル・ルクレールSauber+2.479
199マーカス・エリクソンSauber+2.661
208ロマン・グロージャンHaas+2.738

予選

順位 No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
15セバスチャン・ベッテルFerrari1'32.1711'32.3851'31.095
27キミ・ライコネンFerrari1'32.4741'32.2861'31.182
377バルテッリ・ボッタスMercedes1'32.9211'32.0631'31.625
444ルイス・ハミルトンMercedes1'33.2831'31.9141'31.675
533マックス・フェルスタッペンRed Bull1'32.9321'32.8091'31.796
63ダニエル・リカルドRed Bull1'33.8771'32.6881'31.948
727ニコ・ヒュルケンベルグRenault1'33.5451'32.4941'32.532
811セルジオ・ペレスForce India1'33.4641'32.9311'32.758
955カルロス・サインツRenault1'33.3151'32.9701'32.819
108ロマン・グロージャンHaas1'33.2381'32.5241'32.855
1120ケビン・マグヌッセンHaas1'33.3591'32.986
1231エステバン・オコンForce India1'33.5851'33.057
1314フェルナンド・アロンソMcLaren1'33.4281'33.232
142ストフェル・バンドーンMcLaren1'33.8241'33.505
1528ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda1'34.0131'33.795
1635セルゲイ・シロトキンWilliams1'34.062
1710ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda1'34.101
1818ランス・ストロールWilliams1'34.285
1916シャルル・ルクレールSauber1'34.454
209マーカス・エリクソンSauber1'34.914

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