Round 03中国中国GP

プレビュー

2018.04.12(木)

2018 中国GP プレビュー

快挙を果たしたRed Bull Toro Rosso Hondaが次なる挑戦へ

2つのDRSゾーンと厳しいコーナー、そしてタイヤ摩耗の激しい路面を持つ上海インターナショナル・サーキット。ストップ&ゴー型のレイアウトで、マシンとドライバーの力が試されるので、バランスの取れたセットアップが要求されます。全開率は56%と高いですが、スタート直後のターン1でのバトルも見逃せません。

コメント

田辺豊治 | Honda F1 テクニカルディレクター
「厳しい結果に終わった開幕戦から一転、第2戦のバーレーンGPではすばらしい結果を得ることができました。この勢いを維持し、チームは2週連続開催の地となる上海に向かいます。上海国際サーキットは、低速/中速コーナーと2本のロングストレートを併せ持つトラックレイアウトです。ここまでの2戦とは異なるサーキット特性で、PUにはより大きな負担がかかります。また、この時期の上海は天候が不安定なことでも知られており、それに対する準備を含め、いつも以上にPUのセットアップが重要になると考えています。

バーレーンで見せた力強い走りを中国GPでも見せられるよう、短い時間で集中して準備を進めます」

ブレンドン・ハートレー
「僕はこのサーキットでは世界耐久選手権(WEC)で何度か走った経験があり、2度の優勝と2位表彰台を獲得しています。ですので、今週末のレースも自信を持って臨めます。WECのレースは6時間に及びますが、3人で交代しながら走るので、実質は一人あたり約2時間になります。これはF1のレース時間とそんなに変わりません。上海インターナショナル・サーキットは僕のお気に入りのトラックです。非常にチャレンジングで、かつタイヤ消耗が激しい箇所もあります。特にさまざまなライン取りが可能なターン1では、内側からのオーバーテイクも起きやすく、ドライバーやファンにとってエキサイティングなものになるでしょう。また、バックストレートに突入する前には非常に長い右曲がりのコーナーがあり、ここは左のフロントタイヤの消耗が激しいスポットです。なので、今週末はタイヤマネージメントが重要になります。上海は国際色豊かで、中国ならではのカルチャーも感じられるすばらしい都市です。でも、第2戦バーレーンGPからの連戦となり、非常に忙しい週末が待っていますし、観光はもう少し後の機会にしようと思っています」

ピエール・ガスリー
「上海インターナショナル・サーキットへは、Red Bullのリザーブドライバーとして一度訪れたことがありますが、実際にマシンに乗るのは今週末が初めてです。新しい場所、新しいサーキットは常に刺激をもたらしてくれるので、このサーキットで走るのが楽しみです。多くのF1ドライバーと同じく、僕もF1のTVゲームをプレイしますが、ゲーム上ではこのサーキットを走るのが好きです。早く実際に走ってみたいですね。最初の2コーナーは非常に長いので、チャレンジングなものになるかもしれません。金曜日にできる限り早く順応するのが、いい週末を迎えるカギだと思っていますが、基本的には、新しいサーキットに慣れるのにそこまで時間がかかるタイプじゃないですし、今週末もそうなるといいですね。まだ上海をじっくり観光できていないので、それも楽しみにしています。違う国に行って、僕の故郷であるフランスやヨーロッパと異なる文化、生き方を体験することはいつもすばらしい体験です。もちろん、上海にはかつてフランス租界があったこともよく知っていますけどね!」

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