Round 03中国中国GP

決勝

2018.04.15(日)

2018 中国GP 決勝

ガスリーが18位、ハートレーはギアボックストラブルでレースを終える

第3戦中国GPの決勝レースが行われました。朝から日差しが降り注ぐ好天でレース開始時の気温は19℃、路面温度は39℃に上昇し、前日までの風も収まり今週末で一番いいコンディションとなりました。

予選でタイムが伸びなかったRed Bull Toro Rosso Hondaは、ブレンドン・ハートレーが15番手からウルトラソフトタイヤ、ピエール・ガスリーが17番手からミディアムタイヤでスタートしました。

序盤、ペースの上がらない2台はポジションを落とし、3周目にはハートレーが18番手、ガスリーが19番手に。10周目、ハートレーがピットインし、ミディアムタイヤに交換しました。ガスリーは20周目にソフトタイヤに交換。25周目時点でのポジションは、ハートレーが18番手、ガスリーが19番手となりました。

30周目、ストレート後のターン14でハートレーとガスリーが接触し、ダメージを負ったハートレーはピットイン。その後も走行を続けましたが、ギアボックスのトラブルにより、51周終了時点でピットに戻ってマシンを降りました。リザルト上は20位完走扱いとなっています。

セーフティカー導入中の32周目にピットインし、2回目のタイヤ交換を行ったガスリーは、ソフトタイヤでのペースがよく、15番手までポジションを上げてフィニッシュしました。しかし、接触によるペナルティーが科され、結果は18位となりました。

次の第4戦アゼルバイジャンGPは、4月27日(金)~29日(日)にバクー市街地コースで行われます。

コメント

田辺豊治 | Honda F1 テクニカルディレクター
「先週バーレーンで見せた力強いレースから一転、今週の中国GPは苦しい週末になりました。PUについては週末を通して順調でしたが、レースペースが上がらない中、チームメート同士の接触もあり、残念な結果になりました。ここ4週間で3レースという目まぐるしい時間が続きました。今後のシーズンで競争力のある走りを見せるため、ファクトリーに戻りここまでの3レースで得たデータの分析を進めます」

フランツ・トスト | Scuderia Toro Rossoチーム代表
「はじめに、レッドブル・レーシングの素晴らしい活躍による優勝おめでとうございます。素晴らしいチーム戦略と、レースを制した(ダニエル)リカルド選手の素晴らしい判断だったと思います。 残念ながら、Toro Rossoとしては上手くいかなかった週末となりました。レースウイーク序盤から苦戦し後方グリッドからのスタートとなってしまい、レース中も思ったようなペースをつかむことができませんでした。さらに、ミスコミュニケーションによるチーム内でのドライバー2人の接触が起こってしまい残念に思います。レース終盤で、ブレンドン(ハートレー)が乗るマシンのギアボックスにトラブルを発見し、リタイアを余儀なくされてしまいました。次戦までに問題の解決策を見出し、バクーでは戦えるように取り組んでいきたいと思います」

ピエール・ガスリー
「今週末のレースウイークは土曜日の朝から上手くペースをつかむことができず、我々にとって難しい週末となりました。マシンのセッティングを合わせきれなかったため、予選走行後には簡単なレースにはならないことは予想していました。なぜバーレーンでは速く、上海では上手くいかなかったのか、この2つのレースを分析する必要があります。また、ブレンドン(ハートレー)にぶつかってしまい、彼には本当に申し訳ないことをしてしまいました。チームの判断で2人のポジションを入れ替えるオーダーがあったので、バックストレートで彼がイン側を空けてくれるだろうと思い走行しました。彼から見えていなかったのか、彼がインに寄った際にはすでに僕もイン側を走行していたので、回避できずに接触してしまいました。マシンのフロントウィングにダメージを負いステアリングも曲がってしまったため、走行することが難しくなり、レース後半に時間をロスしてしまいました。バクーまでに改善すべき点はたくさんありますが、馴染みのあるコースなので次戦が楽しみです」

ブレンドン・ハートレー
「とても難しい一日となりました。レース序盤はウルトラソフトで走行しましたが、グリップが得られず、戦略を変更せざるを得なくなりました。後方グリッドからの出走となり、作戦変更をしましたが上手くいきませんでした。ピエール(ガスリー)との接触は、ミスコミュニケーションが原因だったと思います。2台で違う戦略の元走っていたので、チームの判断で途中ポジションを入れ替えることになりました。レース序盤で行ったように14コーナーで彼を先に行かせようとするつもりでしたが、コーナーの頂点で接触が起きてしまいました。 そのため、ギアボックスに損傷を負ってしまい、リタイアとなりました。今日は長く難しい一日だったと感じています」

決勝

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
13ダニエル・リカルドRed Bull561:35'36.380
277バルテッリ・ボッタスMercedes56+8.894
37キミ・ライコネンFerrari56+9.637
444ルイス・ハミルトンMercedes56+16.985
533マックス・フェルスタッペンRed Bull56+20.436
627ニコ・ヒュルケンベルグRenault56+21.052
714フェルナンド・アロンソMcLaren56+30.639
85セバスチャン・ベッテルFerrari56+35.286
955カルロス・サインツRenault56+35.763
1020ケビン・マグヌッセンHaas56+39.594
1131エステバン・オコンForce India56+44.050
1211セルジオ・ペレスForce India56+44.725
132ストフェル・バンドーンMcLaren56+49.373
1418ランス・ストロールWilliams56+55.490
1535セルゲイ・シロトキンWilliams56+58.241
169マーカス・エリクソンSauber56+62.604
178ロマン・グロージャンHaas56+65.296
1810ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda56+66.330
1916シャルル・ルクレールSauber56+82.575
2028ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda51DNF

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