Round 01オーストラリアオーストラリアGP

予選

2018.03.24(土)

2018 オーストラリアGP 予選

天候が回復しドライで行われた予選、ハートレーが16位、ガスリーは20位に終わる

開幕戦オーストラリアGPの2日目、プラクティス3と予選が行われました。

午前中、激しく降った雨もプラクティス3開始の午後2時には止みましたが、路面はウエットコンディションでセッションがスタートしました。その後徐々にコンディションは回復し、ウエット、インターミディエイト、そして終盤はドライタイヤで走行。ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手と、ともにインターミディエイトでベストタイムを記録しました。

午後5時からの予選Q1、コンディションは完全にドライとなり、全車ウルトラソフトタイヤでのアタックになりました。Q1での1度目のアタックでガスリーが16番手、ハートレーは18番手となり、セッション終盤の2度目のアタックで、ハートレーはタイム更新を果たしましたが、Q1突破ラインの15番手にわずか100分の3秒及ばず16番手、ガスリーはアタック中のターン3でコースアウトを喫しタイムアタックできず20番手に終わっています。

3月25日(日)午後4時10分(日本時間午後2時10分)から決勝レースが行われ、ハートレーは8列目16番手、ガスリーは10列目20番手からスタートし、上位進出を狙います。

コメント

ジェームズ・キー|Scuderia Toro Rossoテクニカルディレクター
「中団の争いは激しいと思っていましたが、Q2に進出することなく終わってしまったことは残念です。コンマ数秒の差で結果が大きく変わりましたし、それは今後行われるレースでも同じだと思います。Q2進出も可能でしたが、ピエールは2ラップ目にあったチャンスを逃してしまいました。トラックのコンディションが急激に改善していたので、Q1では後半に向けて周回を重ねることが重要でした。しかし、それは叶いませんでした。ブレンドンはまずまずのラップタイムを記録していましたが、残念ながらコンマ数秒の差でいい結果を得ることはできませんでした。ただ、これも今後の成功に向けたプロセスだと思います。シャシーのデータも検証し、明日に向けて改善できることを考えなくてはなりません。パフォーマンスを上げるための努力を続けなければいけません。このような接戦では、それが予選でいいポジションを得るために不可欠です。ここメルボルンでは何が起きるか分かりませんし、決勝でポイントを獲得するという我々の目標は変わりません。ベストを尽くせるように戦略を練ります。今年は体制づくりの年なので、確かなレベルでスタートを切り、成長してシーズンを終えるつもりです。まだ年間21戦の1戦目ですし、しかるべきポジションに行くためにやるべきことは数多くあります。これはこれから続く道のりの最初の1歩なのです」

田辺豊治|Honda F1 テクニカルディレクター
「今日は午前中に雨が降り、昼過ぎには上がったものの、14時からのFP3はウエットでのスタートになりました。 セッション終了時にはドライタイヤで走行できるまでに路面状況は回復し、ドライでの予選になりました。 予選は2台ともにQ1でセッションを終える結果になり残念です。 しかし、前からスタートするライバルとの差は僅差ですし、マシンに対するドライバーの感触も悪くないようです。 ここアルバートパークサーキットではあらゆることが起こりえますし、チャンスを逃すことのないよう、チームと一緒に万全の準備を進めて決勝に臨みます」

ブレンドン・ハートレー
「今日は少しフラストレーションの溜まる日でした。0.1秒でもタイムを上げられたら、いくつか上のポジションにつけられたと考えていますし、マシンにはそのポテンシャルがあったと思います。最終ラップで小さなエラーがいくつか重なり、わずかな差でQ2進出を逃してしまったのは残念です。セッションの間にトラックコンディションが好転するのは分かっていましたが、僕たちは他チームに先駆けて走ることを選びました。不利になる可能性はありましたが、うまくいけば終盤に2周走れる可能性もありました。選択自体は正しかったと思いますが、Q2に進出することはできませんでした。ただ、マシンはQ2に進出できるだけのスピードを持っていました。今日のFP3のようにコンディションが変わり続ける状況や、昨日のロングランでもいい走行ができましたし、ロングランで僕たちの強さが発揮されると思っています。ここは今シーズンのカレンダーの中でも、特に攻略が難しいトラックでしょう。タイヤにとってタフなトラックなので、タイヤマネジメントと優れた戦略が勝敗を分けると思います。僕たちは中団で争っていますし、明日の決勝でそこから抜け出すためにはハードに戦う必要があります。ベストを尽くすので見ていて下さい」

ピエール・ガスリー
「Q1で終わるつもりはなかったですし、Q2に進出するポテンシャルはあったので、この結果にはとても落胆しています。序盤の走行ではいい走りができていましたが、プッシュしすぎてしまいそこまででした。最後のラップでプッシュし、ミスをしてしまいました。ターン3まではブレンドンと0.2秒差まで迫ることができていましたが、激しい中団の争いではミスは許されません。このトラックはタイヤにとってタフですし、明日はどんなコンディションになるかまだ分かりません。決勝ではポジションを上げるためにプッシュするだけです。このトラックでオーバーテイクすることは難しいので20番手というポジションは理想的ではありませんが、ポジションを上げるためにできることは全てします。マシンには間違いなくポテンシャルがあるので、明日は戦うのみです」

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
15セバスチャン・ベッテルFerrari1'26.067
27キミ・ライコネンFerrari+2.432
39マーカス・エリクソンSauber+2.823
433マックス・フェルスタッペンRed Bull+5.613
555カルロス・サインツRenault+7.105
63ダニエル・リカルドRed Bull+7.976
777バルテッリ・ボッタスMercedes+8.107
844ルイス・ハミルトンMercedes+8.158
92ストフェル・バンドーンMcLaren+8.166
1014フェルナンド・アロンソMcLaren+8.231
1110ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda+8.923
1228ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda+9.371
1335セルゲイ・シロトキンWilliams+9.522
1418ランス・ストロールWilliams+9.761
158ロマン・グロージャンHaas+10.104
1616シャルル・ルクレールSauber+10.381
1720ケビン・マグヌッセンHaas+10.740
1827ニコ・ヒュルケンベルグRenault+12.415
1931エステバン・オコンForce India
2011セルジオ・ペレスForce India

予選

順位 No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
144ルイス・ハミルトンMercedes1'22.8241'22.0511'21.164
27キミ・ライコネンFerrari1'23.0961'22.5071'21.828
35セバスチャン・ベッテルFerrari1'23.3481'21.9441'21.838
433マックス・フェルスタッペンRed Bull1'23.4831'22.4161'21.879
53ダニエル・リカルドRed Bull1'23.4941'22.8971'22.152
620ケビン・マグヌッセンHaas1'23.9091'23.3001'23.187
78ロマン・グロージャンHaas1'23.6711'23.4681'23.339
827ニコ・ヒュルケンベルグRenault1'23.7821'23.5441'23.532
955カルロス・サインツRenault1'23.5291'23.0611'23.577
1077バルテッリ・ボッタスMercedes1'23.6861'22.089DNF
1114フェルナンド・アロンソMcLaren1'23.5971'23.692
122ストフェル・バンドーンMcLaren1'24.0731'23.853
1311セルジオ・ペレスForce India1'24.3441'24.005
1418ランス・ストロールWilliams1'24.4641'24.230
1531エステバン・オコンForce India1'24.5031'24.786
1628ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda1'24.532
179マーカス・エリクソンSauber1'24.556
1816シャルル・ルクレールSauber1'24.636
1935セルゲイ・シロトキンWilliams1'24.922
2010ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda1'25.295

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